ゆかこ "鬱の本" 2026年2月9日

鬱の本
鬱の本
点滅社編集部
鬱の本というと字面はだいぶ強いが、読んでみると思ったよりライトな印象を受けた。 鬱というのは、病気の鬱もあるし、生活する上での憂「鬱」もある。 84名の、エッセイに近いのかな。1名2ページ程度で、細切れで読み進められるのも気軽で良かった。 一度メンタルが落ちてしまったことがある身としては、「疲弊のさなかにある時、長編小説を読み通すのは難しい」のだ。そんなとき、詩や絵本に救われていたのだけれど、一定数同じような人がいて、なんだそっか、みんなそうなのだと腑に落ちた。 この本は鬱や憂鬱の経験が書かれている本でもあり、鬱の時に読んだ本が書かれている本でもある。(書いてない方もいる) 本はお守りのようでもあり、自分を守るシェルターのようなものでもある。本当にどうしようもない時、本なんて読めないんだけども、それでもその間をするりと潜り抜けてくる一節だったりが、確かにこの世のどこかに隠れている。
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