なお "推し、燃ゆ" 2026年2月10日

なお
@nao_70
2026年2月10日
推し、燃ゆ
推し、燃ゆ
宇佐見りん
ずっと淀んだ水中にいて、ときおり無我夢中で息継ぎをしてはまた水中に沈んでしまう、読んでいてそんな苦しさがあった。 心の支えは、ある方が生きやすいと思う。それは宗教だったり、家族や恋人だったり、創作だったり、仕事だったり様々だと思うけど、あかりちゃんにとっては推しだった。 支えに重心を預けると、それを失ったときに自分が倒れてしまう。そんなことはみんな分かっていて、それでももたれかからずにはいられないほど、生きることが辛い。痛烈なSOS。 (以下、ネタバレあります) 読み終わってしばらく、この作品のメッセージはなんだろうと考えてしまった。わたしはただただ、SOSを受け取ることしかできなかった。 暗闇の中で迎えるラスト、こんなに救いのない状態で…?と悲しくなってしまった。でも、その救いのなさに救われる人もいるのかなと、金原ひとみさんの解説を読んで思った。
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