
針山
@hasco
2025年3月10日

読み終わった
かつて読んだ
なんとなく昨日の酒が残っている。仕事にログインしたら、自分が午後半休なことに気づく。長女の保護者会だ。仕事をこなして中学校へ行く。保護者会ほんとうに嫌だ。そもそも学校および教員が大嫌いなので、行くだけで疲れ果てる。いつのまにか校長先生が新しくなっていて、新しい校長先生は以前の人に比べるとずいぶん感じがよくなっていてホッとした。先生の話を聞くのが苦痛。保護者の人たちとギューギューと教室に押し込められるのも苦痛。あまりにつらかったので、誰ともしゃべらず一番に教室を飛び出して帰る。コンビニでアイスを買って、家でむしゃむしゃ食べる。
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「庭に埋めたものは掘り起こさねばならない/斎藤美衣」
あまりに壮絶な人生に息が苦しくなりながら読んだ。わたしも作者のような生きづらさを感じていたけど、歳と共に感受性が磨耗できているので大丈夫。でも「作者の人にに比べたら大したことない...」って私を萎縮させるために書かれた文章ではないから、わたしも同じように辛いこともあり、なかったりもする、って思ってもいいのだろう。斎藤さんが生きていてくれて、この本を書いてくださってとても嬉しい。作中に、保護者会に参加して居心地が悪すぎて夫ではない「男」に連絡をとって会う(セックスをする)約束をするシーンがある。それが本当でも嘘でも、その気持ちがとてもわかる。自分の手で、母であることをめちゃくちゃに、台無しにしたくなることがよくある。保護者会もそのきっかけのひとつ。そんな気持ちをきっちり書ききっている本。







