
記憶
@dasilva
2026年2月5日
環状島=トラウマの地政学 新装版
宮地尚子
心に残る一節
「トラウマとなったできごとそのものを真正面からとりあげるのではなく、重なってはいるが少しずらした形でイシュー化することは、発話力を高めるうえでかなり有効な手段と言えるかもしれない。学生が研究テーマを選ぶ際に、自分にとっていちばん大きな問題や、個人的にもっとも悩んでいることではなく、それと関連はしているけれども異なるテーマを選ぶよう、私はしばしばアドバイスするが、それもこのこととつながっているように思う。トラウマの重さが重いほど、逆に発話力が低くなる、という環状島の「法則」を理解したうえで、その拘束力から少しでも逃れるための非常に重要な方法が一つここにあることを、強く認識しておきたい。」
p.82-83
