
ふじこ
@245pro
2026年2月10日
西村賢太殺人事件
小林麻衣子
読み終わった
「自分の人生に責任、持てよ」故・西村賢太の元恋人である著者が書いた芥川賞作家との日々。不器用で、潔癖で、破滅型の私小説を書き続けた西村賢太という人に初めてちゃんと会えたような気がした。恰幅がよく、タバコを吸い、同じ作風の文章を延々と書き続ける無頼派というイメージだったが、実際はもっとお茶目で気の小さい人だったんだなあと感じた。恋人同士の微笑ましい話から一転、本書は10章で急に奇書へと変貌する。これまでにない、唯一無二の読書体験だった。