yuno_yyxy "わたしの知る花" 2026年2月11日

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@yuno_yyxy
2026年2月11日
わたしの知る花
わたしの知る花
町田そのこ
2/11 読了。 この小説で伝えたいことは、最後のセリフに詰まってるなと感じた。 複数の視点から、何人もの登場人物が現れて、葛城平を巡る話が描かれるが、一貫して大切な人への祈りが語られていた。 その軌跡が生き様なり想いなり、何らかの形で残り、繋がっていく...... 作中で度々出てくる花は、その祈りを託すこと、託さなかったことの暗喩としての意味が込められてたのかも。 2/10 1章から3章まで読んだが、全部独立した長編として書けるやろ、ってくらい物語の強度が高い。 それぞれ視点は異なるが、必ず葛城平という男が人間関係の中に登場する。 話者の視点から平のもどかしくも優しい人間性とそれ故の取り返しのつかない苦しみが解くように描かれている。 これに結びつく形で、章毎の主人公の親友や家族関係に気付きがもたらされ、話者の内省が深まる......そんな話。 135Pで書かれた、「大事な人が笑っている、それだけでいいのよ。」のくだり、なぜかめちゃくちゃ刺さったし、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』を思い出した。
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