よしのずい
@151438
2026年2月11日
読み終わった
読了。
メンタリティについての言及が多めでした。
個人的にはnot for meだったかも。他の方も書かれているけれど、結構極端な言説が目立ちます。参考にできる人できない人ははっきり分かれそう。
ここからはnot for meと感じた人間の感想。これから読まれる方、お好きな方はご注意を。
私はおそらくこの本に一貫した「好き」に対する情熱を期待していたと思うのですが、なんとなく書かれているそれが、「好きを体現している」というより、「意地を張っている」ように見えてしまいました。
作中で言及されていますが、聞きたくないものは聞かない、という判断を意識的にされている方です。
それは良し悪しあるだろうけれど、自分にはよくない方向に向いているように見えました。なんだろう……こう、であると信じたものは動かしたくない、という頑なな意思……かな?
今の自分の生活は素晴らしいものだ、と、読者や己に言い聞かせているように感じました。
描かれている生活には、実際には多くの困難が伴うものだと思います。金額の内訳を見た感じ、生活はかなりカツカツです。
意識してそれを見せないようにしているようで、ご自身も見ないようにしているようで、個人的にはそこがとても気になりました。今の自分は幸せだ、これが正しいんだ、というけれど、その裏にある困難に対する言及は少ない。
違和を感じるのは、リスクの言及がないからだと思います。
私にはやや地に足がついていないよう見えた。他の方がおっしゃっていた20代みたいな文、というのは、こういったところ部分があるからなんじゃないかな、と思いました。……化粧品を全く使わない、服を買わない(ボロボロで穴が空いた服をそのままにするのをよしとする)、寝袋で生活する、保険を不要と言い切る。好きな生活のために、最低限の部分を投げ出すことをよしとする。ギャンブラーのように、常に今ある生活をオールインし続けている。
かなり危うい、綱渡りのような生活だと思います。であるからこそ、なおさらその生活の持つリスクについて言及してほしかった。
そのリスクがあるのを語った上で、それでも自分はこれがいいんだと言って欲しかった。
今背中を押してほしい方の推進剤として扱うのがよいと思いました。教本としては不向きと感じましたが、「こういう人もいるんだ」という一例として読まれるのがよいのかもしれません。
