
ゆ
@y202601
2026年2月1日
いとしいたべもの
森下典子
読み終わった
心が満たされると同時にお腹がすくエッセイ。食べ物にまつわる愛情に溢れている。著者のとても個人的な思い出が「あの味ね」と共有できる味覚と併せて書かれることで、読者の共感を高めている気がする。
自分が食べたことのない物についても、ユニークな表現に「どんな味なの!?」と興味をそそられる。「雪国」の駒子のようなエロスがあるという「たねや」の水ようかん、父との思い出が詰まった「舟和」の芋ようかん、「あっ、あっ!」と言葉を失うほど愛しい鯛焼きの耳(「東京三大鯛焼き」をこの本で初めて知った)など……食べてみたい!
イラストも素敵。第一印象はとにかく素朴だけど、よくよく見ると光や水気の表現が見事。
