
数奇
@suuqi
2026年2月11日
すべて真夜中の恋人たち
川上未映子
読み終わった
10年ぶりに再読。当時まったく本を読まなかった自分が「小説ってこんなに面白いのか……!?」と衝撃を受け、今に至るまで読書がいちばんの趣味であり続けているきっかけの一冊。
今読むと、周辺の人物がやや露悪的に描かれすぎているように感じてしまったが(この10年で自分の気にする部分が変わっているのも面白い)それを差し引いてもやはり名作だった。
社会からの疎外感のなかで、人に恋をし、その人がたったひとつ光になることの尊さと苦しさがとても繊細な表現力で言葉にされている。恋の苦しさを追体験させられるような没入感で、読後の切なさは再読でもかなり食らった。





