おかだ "PRIZE-プライズー" 2026年2月11日

おかだ
おかだ
@sheisall
2026年2月11日
PRIZE-プライズー
作家天羽カイン、出す小説は必ず何十万部と売れる人気作家だが直木賞の受賞はまだない。彼女自身も直木賞を切望している中、賞の候補の連絡が来る。しかし、その候補は自身の二作品中、出来が劣っているほうの作品であった。 小説が売れない、本が読まれないと言われる世の中だが、小説は決してなくなることなどないだろうとこの本を読んで感じた。こんなに命を削って物語を作り上げ、それに伴走する編集者がいて、売ってくれる書店がある。 作中、編集者とともに文章を削る作業をするとても大事な場面があるのだが、元の文、削って整えた文、それが全く印象が違っていて、書きすぎず、読者の想像に任せる余白を作るってこういうことなんだと印象深かった。 本文でも、ある電話を受ける際にもそのような書き方をしており、説明は何もなくとも、我々はもう何の電話かわかっているところ、ああ、これがそういうことなのね!と思ったりした。
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