
Sanae
@sanaemizushima
2026年2月11日
戦争みたいな味がする
グレイス・M・チョー,
石山徳子
読み終わった
食べることは生きること。
何を食べるか、それを食べることによって自身のアイデンティティを保つということにもなり、食を通じて相手の理解を得るということ、反対に、その土地の料理を通じて、そこに適応するためのひとつの手段にもなるという、身体生命の維持だけでなく、精神生命の維持にも重要な役割を担うことを感じた本だった。
包み隠すことなく、全てを著書に著してくれた著者の勇気、著者の母の病状や過去の内容に圧倒され、時にこちらも引きづられ、読むのに辛い場面もあった。
お母さまも本を書くことについて「わたしはあなたに、そうしてほしい」とおっしゃった勇気。きっと多くの方が励まされ、共感したのだろうと思う。
戦争とは戦だけではないこと。
「奴隷制と強制労働の違いって何?」という会話場面が出てきたが、私自身も常に思っていることだった。
歴史修正主義が蔓延るこの世の中だからこそ、日本でもっと読まれていくべき本だと思った。





