
はるお
@oiharu
2026年2月11日
ともぐい
河崎秋子
読み終わった
はじめは鹿の解体の描写が細かくて、わたしこういうの苦手なんだよなー読むのやめようかなーと思いながらも、話題になってた本だしそれ(著者の経歴に基づく狩猟関係の克明な描写)だけがウリな訳がないと、読み進めた。
結果、面白かった〜(ダブルピース)。
北海道の風景が頭に浮かびやすいのは漫画ゴールデンカムイのおかげかも。
時代が変わりつつあるときに、変わらない生活を続ける熊爪に抱く気持ちとか。熊爪が自分の子どもができたと知ったときの気持ちとか。腑に落ちる。
盲目の娘(名前もう忘れた)の気持ちだけがよくわからないけど。そういう怪物いるからね。最後に良輔と熊爪の子を抱えて消える彼女は、舟みたいなものなのかな。遺伝子を載せて漕ぎ出す舟。
作者の河崎秋子さん、『締め殺しの樹』の作者でもある。この本も冷たい隙間風が吹きつけるような本で、ほんとにすごい筆力。