
yayano
@yaya7
2025年3月5日

読み終わった
母を嫌悪する男性主人公の作品はよくあるけれど、明確に母の「呪い」を嫌悪する男性主人公は珍しいように思う。起こる事象すべてが母の呪いのせいで、人生に自分に否定することしかおぼえてこなかった人。
この作品には3人の女性が登場するが、関係を頭でっかちに脳内のみで考えすぎて、優しさを先回りしすぎて、自分とも相手とも向き合えずに自滅してしまう。それも母の呪いというが、本当にそうなの?
この自己憐憫はとてもよくわかるわりに重苦しすぎず、さくさくと読み進めてしまえるので、もっともっとほかの作品も読みたい。次作も読みます。
