孤独への道は愛で敷き詰められている

孤独への道は愛で敷き詰められている
孤独への道は愛で敷き詰められている
西村亨
筑摩書房
2024年9月2日
7件の記録
  • minq
    @minq
    2025年4月26日
  • もん
    もん
    @_mom_n
    2025年4月3日
    『自分以外全員他人』が面白かったので、続けて続編も読んだ。内容もさることながらタイトルがあまりにも良い。 p.58 大人が子供を純粋だと言うのは、自分が子供だった頃を忘れているだけで、田舎は素朴でのんびりしているというイメージもまた、それに似た見落としがある。真実を見る目を鈍らせている。つまり、この世はどこまでいっても苦しみの世界だということを。 p.155 逃げ続けてきたすべてのあやまちに、自分はついに追いつかれたのかもしれなかった。
  • Suzuki
    Suzuki
    @finto__
    2025年3月7日
    ★★☆☆☆ 「そんなふうに、私は昔から、早とちりで思い込みの激しいダメな人間だった。人が普通にできることができないし、そもそもどうやればいいのかも分からない。その場の思いつきと勢いで行動してはみるものの、根気も根性もないから長続きせず、軸がないままその時々の感情に流されてきた。 自分のことすら持て余すのに、人に何かできるわけがなかった。それなのに変に買いかぶってくる人がいたから、余計な失敗と恥を重ねて生きて来た。そうしてますます生きる自信を失くした。」p119
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年3月6日
    壊れたパソコンであっても、このパソコンじゃなきゃと思って買うのが結婚であり、長く一緒にいた『好き』だと私は思う。 ありのままのダメな部分を変えていこうとする努力と思いがあれば、ありのままを好きになってほしいと思って良いんじゃないかな。 主人公に、友達でもいいから何でも話せる人がいてほしい。 辛いのに一気に読んでしまった。
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年3月5日
    母を嫌悪する男性主人公の作品はよくあるけれど、明確に母の「呪い」を嫌悪する男性主人公は珍しいように思う。起こる事象すべてが母の呪いのせいで、人生に自分に否定することしかおぼえてこなかった人。 この作品には3人の女性が登場するが、関係を頭でっかちに脳内のみで考えすぎて、優しさを先回りしすぎて、自分とも相手とも向き合えずに自滅してしまう。それも母の呪いというが、本当にそうなの? この自己憐憫はとてもよくわかるわりに重苦しすぎず、さくさくと読み進めてしまえるので、もっともっとほかの作品も読みたい。次作も読みます。
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