
いぬを
@_____on722
2026年2月12日

島はぼくらと (講談社文庫)
辻村深月
読み終わった
借りてきた
瀬戸内海の小さな島で育った高校生4人が、
将来への不安や悩みを抱えながら日々を過ごしている。
そこへ“よそ者”の青年が現れたことをきっかけに、
彼らは島に残るか外へ出るか、自分の生き方について考え始める。
友情と成長、そして居場所を描いた物語。
まず、この作品では瀬戸内海のとある小さな島「冴島」の過去の災害、島の人間関係、医者の不在など描写がとても細かい。
フィクションの島が、本当に存在しているようなディテールである。
そのような島の生活には、人の出入りもある。島の住民にとっては出会いと別れがつきもの。
朱里を含めた高校生4人に視点をあて、物語は進んでいくが、高校の卒業後には当然、みんな違った進路がある。
別れることは分かっているのだけれども、その葛藤にもやもやする気持ち。
ただし、別れは必ずしも悪いことではない。
それは未来に向けた一歩なのだから。
いつかまた会う日を待ち、島の生活は続いていく。
ものすごくほっこりした作品でした。









