
mikechatoran
@mikechatoran
2026年2月12日
赤く染まる木々
パーシヴァル・エヴェレット,
上野元美
読み終わった
海外文学
すばらしい読み応えだった。事の起こりはミシシッピ州マネー、白人の男が殺され、現場ではその身体の一部を握りしめた黒人の遺体も発見される。しかし、黒人の遺体がモルグから消え失せる。そして次の殺人、前回と同じ黒人の遺体が現場でまたもや被害者の身体の一部を握りしめている...これは一体どういうことなのか。この謎に地元の警察とMBI(ミシシッピ捜査局)、さらにはFBIの捜査官が捜査にあたるが、やがて同種の殺人事件は全米に広がり....ミステリー形式で、過去の黒人リンチ事件とともに、それが現代にまで接続していることを浮かび上がらせる。途中、リンチ事件の犠牲者の名前が列挙される章があり、ボラーニョの『2666』を思い起こした。



