和三盆
@GyokuroMatcha
2026年2月12日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
読み終わった
クッキーアンドクリームとラムレーズンが同梱されたハーゲンダッツのセットってなくない?
『神がいないこの国で人を操るには、"物語"を使うのが一番いいんですよ』帯の文が出てきたときの、ぞわっとするような感じ。
以降、本文内容を含む感想。
朝井リョウの、心の奥底では人のことを100%の力で見下している人間の心模様を描くうまさ。作家さんの表現力を評価するのはおこがましいというのは重々承知のうえで、それでもやはりこの人間が絶対に持っている嫉妬、自尊心、劣等感、欲求といった普段の生活では人にあまり見せないことを心がけるような感情を表現する力には毎作新鮮に驚かされ、心を惹かれる。
Xのどうしようもないところをギュッと凝縮しているような、やだやだと思いつつ飲み込んでいってしまう感じ、ちゃみするもといすみちゃんとかちょっと見てらんない。
誰も救われない混沌としていて絶望的な綺麗な結末はもはや清々しさしか感じた。
戦争を起こすことはそれほど難しくない。国民に対し、我々は攻撃されているのだと危機感を煽り、平和主義者には愛国心が欠けていると非難すればいい。これは人生で一度は口に出して披露したいためのメモ。
2026/2/7読み始め 2026/2/12読み終わり


