たじ "フラニーとズーイ" 2026年2月12日

たじ
@tazi
2026年2月12日
フラニーとズーイ
フラニーとズーイ
サリンジャー,
J・D・サリンジャー,
村上春樹
こんなにもフラニーとズーイに没入して読むとは思わなかった。 つまらないやつしかいない、 こんな世界はつまらない、 そんなことを思う自分はもっとつまらない、 でもどうすれば良いかわからない。 導き手を求めて、神に祈るほかない。 荒っぽくて生真面目なこの本に、前提から違うと言われた。 「太ったおばさんのために靴を磨け。 そいつがキリスト本人なんだよ。」 「演技をするんだ、ズーイ」 ズーイがバディーの手紙を何度も読み返すように、 自分も人生の中で、この本を何度も読み返すと思う。(現に読み終えた後、もう一度初めから読み返した。) 自分は至って普通の人間で何も崇高な部分なんてないこと、 表層的だとなじっていた誰かと特に変わらないこと、 誰かのために考えられる行動をすること、 "良い"人間になろうとせず、よく生きようとすること。 そんな当たり前のことを当たり前に心に置いて、 平静で冷静な自分を維持するためにこの本を読み返す。 メモ ・ズーイはフラニーに語りかけるようでありながら、常に(シーモアとバディーの口を借りて)自分にも語りかけている。演技をするように。 ・この話の全てはやはりラブストーリーで、家族が全員お互いを想いあう。  母は子供達を、バディーは母と弟妹を。  ズーイはバディーとフラニーを想い、母を想う努力をする。  フラニーはバディーとズーイを想い、母を想う努力をする。
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