
むらさき
@mamimu_012
2026年2月12日
小説にできること
藤谷治
読み終わった
前作『小説は君のためにある』を面白く読み、今作も手にとりました。「この小説は考えさせられる。しかしこっちには感動しなかった。それはどちらも、自分を知り、自分を作っていく経験だ」という終盤の一節が印象的。
『さみしい夜のページをめくれ』の「本は鏡」「自画像を描く」という表現とも重なり、読書論のリンクを楽しめました。
個人的には、著者の小説における人物造形評を読んで、学生時代に習った「アレゴリーとリアリズム」の講義をふと思い出しました。ふんわりと文学部に興味がある人にもおすすめです。


