
gato
@wonderword
2026年2月12日
A Sunny Place for Shady People
Mariana Enriquez
まだ読んでる
◆Julie
アメリカからやってきた親戚。徹底して"グリンゴ"に批判的な語り手。「学年末」「誕生日でも洗礼式でもなく」に続く悪魔憑きの女の子の話で、家庭で疎まれた存在の行末が描かれる。ネトフリで見たドラマ「背反の町」を思いださずにいられなかった。あっちはカナダなので北に行くか南に行くかですね。
◆Night Birds
これ好きだったー。死体が語り手の話好きなんだよねえ。ミルドレッド・バートンというブエノスアイレス出身の画家の影響下で書かれたとあり、主要人物の名前もMillie。検索してみるとこの小説のとおりに不気味でドリーミーな作風で、絵の要素が小説に落とし込まれており、この画家を知れたのも嬉しい。でも私は今道子の世界だなぁと思いながら読んでいた。
前の二作の短篇集よりも作品同士の有機的なつながりがあってグルーヴを作りだしている気がする。アルゼンチンから見たアメリカを映した作品がいくつもあるのは国際的に読まれるようになったことと関係ありそう。合間にバッドバニーのスーパーボウルのハーフタイムショーを見たら「Argentina!」と呼びかけていてグッときた。
