
なみなみ
@naminami_coffee
2026年2月11日
日記の練習
くどうれいん
いつだったか、出かけた先にたくさんの人だかりができていて、「くどうれいん サイン会」と書かれていた。壇上にいる若い女性がくどうさんというのか、本って今も読んでいる人がたくさんいて、若い人がこんなに集まるんだ、すごいなと感心し、そこから響きの美しいその名前が頭に残って、でもこれは若い人のための本、と思うなどしていた。
本を読まなかった頃の記憶。
本を読むようになって、自分が好きな世界からもくどうさんの名前をたびたび耳にして、これはもう、と1冊読んでみた。リズムが心地よくて、読んでるはずが語りを聞いているような不思議な気持ちになった。勝手に抱いた先入観が消え、2冊目はこの本。壇上に上がるくどうさんを見た、あの時が書かれた日記だった。
日々〜綴ったり綴らなかったりする日記の練習と、1ヶ月を振り返る日記の本番を12ヶ月。練習と本番ではリズムが少し違うんだなぁ。何気ない会話のやり取りが面白い。くどうさんの心の動きを覗くと、自分みたいに波が激しくて我に帰った後日の日記も共感してしまう。
でもそんな共感も時にくどうさんにとって煩わしさを感じるのかもしれない。鋭くて繊細な刃が散見される。
特別なことを探すのではなく、日常を救った結果面白いことがありました、というのが日記なのかもしれないな。後から見直したら悲しいも寂しいも面白いに昇華できるのかもしれない。面白いというか微笑ましいか。そうだ、微笑ましさがこの本にはいっぱい溢れていた。
読点の置き方や、たまに「を」が抜く書き方はどう考えてやっているのかな、おもしろいなあ。








