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@tatesenyoi
2026年2月13日
カフカ短編集
フランツ・カフカ,
池内紀
読み終わった
個人的に『判決』という短編がカフカの作品の中で一番心に心に刺さるものであったが今回別訳作品を見て、また作品の違う一面を見れたように思う。
カフカ断片集、短編集(新潮社版)にて読んだ作品と重複する作品が多かったが、訳し方の違いを楽しむ事が出来た。作品の後味や曖昧にされていた箇所が断定的にされていたり、登場人物の台詞の訳にも様々な解釈が見られて読み応えがあった。
寓意を喩えと訳していたのが特に印象的で、この短編も個人的にはお気に入り。
解説の方ではカフカに対する様々な考察や近文作家(宮沢賢治や内田百閒)の作品が引用されており、なるほど......となりつつ、カフカの作品もまた文学史における一つの転換点だったのかなと、まだまだ彼の作品を読み進めて行きたい。
