
saeko
@saekyh
2026年2月14日
はじめての戦争と平和
鶴岡路人
読みやすくて一気に読んだ。
憲法の改訂、防衛費の増大、非核三原則の見直しと、自民党は戦争に向かうつもりか。選挙期間中に多く聞かれた批判であるし、自分自身もそう思っていた。
もちろん戦争が起こるべきではないのは当然だけれど、当為と存在は別、つまり起こるべきではないけど実際は起こってしまうと考えたときに、どのように抑止すべきなのか、は一筋縄ではいかない問いだ。
国際政治と安全保障は、ものすごく多面的で、どの角度から見るかによって正解が異なる。
たとえば軍備拡大はよくないというけれど、軍事力を甘く見られて攻め込まれてもいいの?
核兵器はよくないけれど、持っていること自体が核兵器の行使の抑止になるとしたら?
国際情勢は刻一刻と変わるので、過去のセオリーがいまも通用するとは限らない。
しかも政治は結果論で評価されるので、事前の妥当性の評価がとても難しい。
単純化した理想論ではなく現実的な目線で、戦争を起こさないためにはどうするべきかを考えるための枠組みを教えてくれる本だった。


