
さく
@saku1122
2026年2月14日
砂の女
安部公房
読み終わった
☆☆☆★★
すごいねえ
ざらざらして苦しい
前半とくに苦しい
糠に釘 暖簾に腕押し
みたいな苛立ちと息詰まっていく感覚だなあと思って、類語がないかしらべたら泥に灸はあったけど、砂はなかった
泥とか沼みたいな、ぬるぬる、液体ではない所がたち悪い
ざらつく、乾燥する、さらさら落ちていく、のがものすごく煩わしい
止まったら埋まってしまいそうな感じで、足元から崩れていっている砂の上を必死に走っているような転げるような読み方になるから、リンクして面白かった
理不尽すぎることに、きちんと腹が立ってくる。そんな場所があるはずもない かなりのフィクション設定なのに、こんなことがあってたまるか!と、憤ってしまうのすごいなあと思う
ありえないなあ、じゃない、しらける余裕とか嘘の話だと距離を置く俯瞰の読み方になっていないということだから、とても引き込まれているんだなあと思った
最後、いや帰ってよ今すぐ!ととても思った。
考えれば最初に、帰ってきていないことが宣告されているのに、ずっと、脱出できて欲しい、頑張れ、早く、ああでも嫌な予感がするよう、みたいなきもちになったし、脱走できそうな機会は超ハラハラしました
砂丘に行ってみたくなってしまった、こわい


