はるのひ "光と糸" 2026年2月14日

光と糸
光と糸
ハン・ガン,
斎藤真理子
2026年1冊目の読了。 最後に掲載されている「もっと生き抜いたあとで」という詩を読み、この人は最期の瞬間まで自分が立てた問いと向き合いながら生きていく人なんだなと思った。私も私なりの問いを立てながら生きていきたいと背筋が伸びる。 訳者あとがきを読んで心に残ったハン・ガンの言葉がある。ノーベル文学賞を受賞した後のインタビューでこう話したそうだ。 「私は静かにしていたい。世界には多くの苦痛があり、私たちはもう少し静かにしていなくてはなりません」 国内も世界も暗い気持ちになるニュースが多すぎる今、今年最初にこの本を読みたいと直感的に思ったのは間違ってなかったなと思う。 「光と糸」、なんて良いタイトルなんだろう。 ハン・ガンがどんなふうに書くこと、ひいては生きることと向き合っているかを本人の言葉で知ることができて、やはり本作で名前の上がった小説を(時間はかかると思うけど)今後自分のタイミングで手に取って読みたいと思う。
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