
Yuyu
@yuyuchamn
2026年2月14日
火車
宮部みゆき
読み終わった
最後の一文が終わっても、私の中で物語が終わらなかった。
読み終わってしばらくのあいだ小説の世界から抜け出せなかった。今も抜け出せていない。
最後の一文の後、喬子はどんな顔をするのだろう。
どんな心情になるのだろう。何を言うのだろう。
最後まで輪郭しか語られなかった喬子の本当の気持ちや、彼女自身の言葉。
読者に委ねられたその後の物語は人それぞれだと思う。
肩を叩かれたその瞬間は切なくて非情で絶望的だけど
喬子を取り巻くドロっとしたやり切れない苦しみから、彼女がやっと解放されるのかもな、という微かな希望を私は感じた。
長編だけどあっという間だった。
本当に面白かった。
【2026年5冊目】
★★★★★

