
reina
@dawn_39
2026年2月11日
夜明けのはざま
町田そのこ
読み終わった
ある場所に関わる人たちの、それぞれの物語。
『〜もっと言えば、悪しき風習は私たちで止めるからお前は行け!くらいのことをすべきじゃないの!?』
ここのくだりが本当に痛快で最高だった。
わたしも、「先を行け」って言える女になりたい。
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『死ぬことなんてなかったじゃない、と言いたくなる。生きていたときには、何もできなかったくせに。』
『あなたが彼をしあわせにできなかったとしたら、彼もまた、あなたをしあわせにできなかった。こういうのって、お互い様じゃないの?』
『そのひとが正しいと思ってやっていることを、私は私の感覚だけで否定したくない。誰かの意見に左右されたくない。そのひとと向き合って、話を聞いて、理解する努力をしたい。誰かの常識や言い訳で逃げたりしない。』
『自分の中の「それくらい」を相手に押し付けちゃだめだよ。理解しないと、いつか後悔する
ことになる』
『あたしはあんまりにも、自分の人生に無責任だったんだと思う』
『いい年なんだから早く結婚しないとってしつこいぐらい急かして、結婚すればやっと一人前だって喜んだ。それで結婚の愚痴を答せば「そんなもん」。おかしくない?
それは結婚前に教えてくれるべきことじゃないの?
結婚はいいことばかりじゃない。結婚生活にはあんなことこんなことがあるからしっかり考えて、結婚前に相手と考えをすり合わせておかなければいけないよってアドバイスすべきじゃないの?もっと言えば、悪しき風習は私たちで止めるからお前は行け!くらいのことをすべきじゃないの!?』
『案外、これというきっかけなんてなくて、ある日突然、クリアになる。
その日まで、考えたらいいよ』
『必死になったって意味がないこともある。言葉を重ねたって動かせない心がある。譲り合えないこともある。あのころには気付かなかったね。』
『真奈が結婚して、真奈を任せられる旦那さんが傍にいると思えば、あたしも甘えられるかもしれない。愛奈にしているみたいに、寄りかからせてもらうかもしれない。でも、ひとりのあんたには頼りたくない。それは、歯を食いしばって頑張ってきた過去のあたしが「止めて」と言うからよ』
『嫌だから、嫌とは言う。辞めてほしいとも言うわよ。あたしは嫌だもん。でも、あたしが言ったからって、真に受けて辞めなくてもいいんだよ。やりがいがある仕事だって自分が感じてるなら、働き続ければいい。あたしのことなんて、気にせずに』
『大事なのは『持っていること』ではなく、『持っているもの』『持っていたもの』でもない。
そこから得た喜び、得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。それらは、誰かに繋がれていく。』
『「先を行け」って言える女になる』
『掴めなかったことを悔やまなくていい。繋げるほうが、大切なんだ』
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