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reina
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@dawn_39
子供の頃から本好きの30代。 2025年1月から読了した本の記録用📚 読書記録としてinstagramでものんびり更新。お気軽にフォローしてください🕊️
  • 2026年1月4日
    マリエ
    マリエ
    離婚って、幸せになるための選択なんじゃない?という帯の言葉に惹かれて手に取った。 結婚も、離婚も、それぞれ幸せになるためのものだよね、と前向きな気持ちになる🪿 p.34 私の幸も不幸も、私が決める。そう、決めた。 ゆっくりと息を吐き、目をとじた p.54 最終的に私は心底、嫌になってしまった。森崎が、ではない。森崎が出かけたり眠ったり風呂に入ったりした隙に鞄や財布をあさり、ポケットの中を調べる自分の行為がだ。 浅ましい、と思った。心がいつも黒ずんでいた。なんでもいい、浮気の証拠になるものがでてくれば、私は安堵し、正当に怒ることができるのにと思いながらも、そんな自分の姿を見たくないとも思った p.257 「みんな、いろいろよ。それぞれ自分にできる生き方をするしかないの。わかっているでしょう」
  • 2026年1月3日
    モモ
    モモ
    モモは学生時代に読んでから何回か読み返している本の一つだけど、読みたくなって再読。 時間とは、生きること。そしていのちは(心臓ではなく)心。心が時間を感じ取らないならば、時間はないも同じ。 昔から時間がない、が割と口癖の自分に毎回響く...忙しくさせてくるこの社会、自分で気付いて立ち止まらないとね。 p.53 「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」 p.83 なぜなら時間とは、生きるということ、そのものだからです。そして人のいのちは心を住みかとしているからです。 p236 人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない。 (中略)もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。 (中略)でもかなしいことに、心臓はちゃんと生きて鼓動しているのに、なにも感じとれない心をもった人がいるのだ。 p347 オソイホド ハヤイ p394 みんなはなにをするにも、ひつようなだけ、そしてすきなだけの時間をつかえます
  • 2026年1月2日
    つくねもハンバーグ The cream of the notes 14
    2026年1冊目の本、にして、今年ベスト10に入るのではと思うくらい個人的ヒット! そうですよね...仰る通りです...となるような言葉たち。今年はこれらの言葉を胸に刻んで生きたい🕊️ p29 そんな神や運に任せるよりも、できるだけ予測し、計算し、そのうえで大事な場面ならば細心の注意を払うことで、捨てる自分よりも拾う自分が多くなることは確かだ p55 一方で、自分の幸福度は意識した方が良い。子供の頃と比較して、今は幸福だろうか、と比較するのも有意義だ。そして、未来に向かって、自分が今よりも幸福になっていることを想像し、そのための計画を持ち、努力を惜しまないことも重要。他者の幸福度を気にしたり、比較しようとしたりするのは無意味で、想像するだけ時間の無駄。 もし、自分の幸福度を考えることができたら、その次に、自分の周囲の人たちの幸福度を想像できるようになるだろう。自分が基本であり、基盤である。 p60 つまり、人生の負け組といった言葉が出てくること自体、人生が機負だと思い込んでいるからだ。勝負だと認識するのは、勝ちたいという期待に起因していて、ここから、負けてしまうのは勝ちたい人だ、との道理が導かれる。 p61 勝負というのは、つまりは他者との比較である。どうして比較をするのかといえば、第三者が、できれば優秀な者を採用したい、優秀な方を認めたい、という動機を持っているからである。このような選別によって、人々を勝者と敗者に区別し、大勢いる人間を整理し、大勢が関わる作業において効率を高めたい、と考えるからだ。そして、選ばれた者には、なんらかの報酬が与えられる。これを与えないと、真剣な勝負が成立しない。こうして、競争という操作が行われ、それが広範囲に適用され、人間社会に普及した。 二点だけ大事なことがある。 まず、競争は一つではない。無数ともいえるほど沢山の競争がある。だから、一つの競争をすべてだと思わないこと。 もう一つは、現代では、たしかに勝者にはなんらかの報酬が与えられるが、それは勝者が偉いからではない、ということ。(中略)そんな勝負はしたくない、と考える人もいるだろう。そういう人には、敗北はけっして訪れない。勝ちたいと思わない人は、絶対に負けないのである。 p81 なんとなくやりたいな、くらいの思いつきを、「やりたい」「できそうな気がする」とつい呟いてしまうのだが、もちろん実際にはなにも起こらない。気持ちだけで幸せになれる。 「気がする」という表現も、僕は最近とても気になる。そんな気がするのである。 p129 僕はどんなものにも、自分で値段をつけることができる。その値段なら自分のお金と交換しても良い、という額だ。これが、お金持ちになって一番学んだことである。金に糸目をつけなさい。 p133 育て方で、その子供の人生が変わるとも、僕は考えていない。ただ、子供に好かれたい、子供と一緒に人生を歩みたいという親のエゴには反対である。成人したら、子供は巣立つ。それまでの間、子育てをさせてもらえる、という幸せを享受できるというだけだ。 成人するまでが、あなたの子供である。その後は、誰の子供でもない。あなたが誰かの子供だったときがあっても、今は誰の子供でもないのと同じである。子供の育て方を心配するよりも、自分の育て方に専念した方が、幾分よろしいかと思います p197 僕は、僕の目だけを気にしている。 だから、自分の目はいつも真剣に観察し、ものごとの価値を見極めている。僕が良いと思えば、それは価値がある。そう思わなければ、どうだって良い。なにかと比較するときも、僕が決めた価値どうしを比べる。過去の自分の経験と比較して評価する。大勢が良いといっても、僕一人が駄目だと思ったら価値はない。 自分も、自分に対して見っともないことをしないように、いつも気をつけている。 p213 周囲の目を気にする人ほど、「みんなは私をこう思っているだろうな」と想像する。「そんなふうに思われたら嫌だな」とも心配する。オーディションを受けているわけではない。あなたの人生は、まずはあなたが認めれば良いだけで、他人の審査は二の次である。 p217 才能がなくても、走れるのである。ただ、みんなから注目はされない。そう、あなたは、この「みんなからの注目」を重視しすぎているのだ。 「自分はどっぷり文系だから無理」とおっしゃる方も(特に日本には)多い。だから何なのか?数もかぞえられないのですか?掛け算もできない?何が欠けているのですか?そもそも、あなたが文系だということを誰が決めたの?いかがですか? 知らず知らずのうちにフリーズした思い込みが解凍するときが、ときどき訪れる。(中略)すると、案外面白い。「どうしてもっと早くこれをしなかったのか」と後悔するほどだ。さて、どうしてもっと早くしなかったのだろうか? いったい誰があなたに「通せんぼ」をしていたのか?結局、誰が損をした?
  • 2025年12月30日
    北欧こじらせ日記 決意の3年目編
    本を出版される前からTwitterで追っていたchikaさん。読むたびにどんどん自分で自分の人生を切り開いていっていて、勇気を貰いつつ、その間私は何が変わった?というちょびっとの焦りと...🦢 p30 自分に思いやりを持って!自分自身にとっての「良いリーダー」であることも忘れないでくださいね p58 大人になってからも生き方や働き方を学校で学び直すことができるんだ...! p71 でもね、学校では君らしい絵は教えてくれないよ だから、心から楽しんで自分らしい絵が描けるのは、それだけで、特別な才能だよ p115 大変なことは、確かにある。 だけど、その時はその時で向き合えるから、今は「今を生きること」を手放さないで
  • 2025年12月21日
    夜明けのランプ
  • 2025年12月7日
    神様のいる街
    神様のいる街
    装丁とスピンが美しくてこの本にぴったり。本当に吉田さんの感性が好きだ〜〜 p115 ゴー・アンド・ゴー・アンド・ゴー p123 他人は助けてくれないけれど、過去の自分が、いまの自分に、「書くことは山ほどある」と小さく叫んでいた
  • 2025年11月29日
    ミーツ・ザ・ワールド
    いや〜ストレートパンチをくらった気持ち🤛 流れるように書かれているからさくっと読めるんだけど、要所要所でぐさっとくる言葉が散りばめられていて喝を入れられたような。 人と人は完全には理解し合えない、という当たり前だけど気を抜くと忘れてしまう事に改めて気付く p23 彼氏とか旦那が愛に応えてくれる存在とは限らないし、子供が仮に無事に生まれて仮に無事に育ったところで基本的に皆いつか巣立つんだよ? p45 自分を至上の美として周知していこうっていう気概はないわけ? p60 なんかさ、二次元とか三次元とか、愛とか恋とか、好きとか愛してるとか、恋愛か友情かとか、恋愛か憧れかとか、世の中そういうの細分化しすぎだよ。自分が一緒にいて心地いいものとか、好きだって思えるものを思う存分集めて愛でればいいじゃん p70 「ライって大概正しいけどさ、正しくない人だって精いっぱい生きてるんだぜ?そんで自分の正しくなさなんて本人は全部分かってるんだぜ?こぎつけたって言い方しないと由嘉里ちゃんは耐えられないからそう言っただけなんだよ」 p71 問題ない人なんてこの世界にいないよ p133 私はいつまでもこの私で、私として生きていくしかない。そのことを思い知ったのだ。 p167 人ってさ、誰しも誰かへの愛情を引きずりながら次の恋愛に踏み出していくもんだぜ。 そんなさ、人の気持ちなんてはっきりしてるもんじゃないんだよ。恋愛って主に感情と言葉っていう不安定なもので成り立ってるわけで、しかも感情と言葉は必ずしも一致しないしね。 別れたからもう好きじゃありません、付き合い始めたからこの人のことを一途に愛してます、なんていうシンデレラみたいなことじゃないんだよ p226 何でもいいからやりたいことやりながら生きていくしかないんだよ。ていうかそれ以外に由嘉里にできることあるの? p232 その人は、未来の自分に思いを馳せない存在よりも、馳せる存在の方が優れていて幸せだと思い込んでいるからだ。小さな定規でものを測っている人間はその定規に自分が一番測られ縛られていることに気づけない p235 人が人によって変えられるのは四十五度まで。九十度、百八十度捻れたら、人は折れる。それはそれで死ぬよ p238 何でも知ることができるからこそ取捨選択をして、何を知っていて何を知っていない自分であるべきかを、服をコーディネートするみたいに考え続けなければならない p252 誰しも人と人との間には理解できなさがでんと横たわっていて、相手と関係継続を望むのであれば、その理解できなさとどう接していくか、どう処していくかを互いに考え続けなければならない。 私はきちんとライに寄り添うことが、いや、寄り添わずとも優しくすることが、いや、優しくせずとも傷つけないでいることができていただろうか p269 死とは、何かに吸収されていくこと。煙になったり土になったりして、何かに溶け込んでいく。記憶として残った誰かの中に吸収されていく。死は存在せず、吸収だけがある。僕はそう考えています
  • 2025年11月16日
    遠慮深いうたた寝 (河出文庫)
    ああ、この人は言葉を心から愛しているのだなと感じる素敵なエッセイだった🍃 何回も推敲したのだろうと思われる、練度が高い言葉たちで文章が編まれていて、感性と言葉へのセンスが羨ましい...!!! ・私は何一つ間違ったことを言っていない。しかし、正しいからこそ夫をうんざりさせる。 正しいことを大声で言い募る私自身が、夫を傷つけている。 つまり言葉は、真実を表現する道具として、どこか不完全なのかもしれない ・毎日、母親の死体をまたいで、玄関を出入りしなければならなかった息子に、何故、と問うのは酷だろう。さっさとやらなければと思いつつ、結局何もやらないままに人生は過ぎてゆくのだ。(中略) ノートは私だけの王国だ。世界がいかに複雑で滑稽で深刻で魅惑的であるか、思い出させてくれる。だからこそ生きるに値する場所なのだと教えてくれる ・だとすれば、自分の人生の終わりも、より正しい何ものかが教えてくれるに違いない。そうであってほしい。たぶん、そうだと思う ・世の中の、すべてのことはいつか終わる。恋人との楽しいデートも、夫婦喧嘩も、つまらない仕事も、病気の苦しみも、本人の努力とはまた別のところで、何ものかの差配により、終わりの時が告げられる。 だから、別に怖がる必要などないのだ。どっしり構えておけばいい。終わりが来るのに最も適した時を、示してくれる何ものかが、この世には存在している。その人に任せておこう ・飛行機が欠航になったおかげで、私はこの一瞬に立ち会えた。人間の立てる予定になど大した意味はない。いつでも大事なことは、人間の計らいを超えたところに隠れているのだ ・言葉という道具の不自由さのまえで立ちすくむ、書き手のためらいこそが、物語の密度を高めるのではと思うからだ ・眠りに落ちる前のひととき、心配と悲しみと安堵と喜びと、たくさんの感情を味わうことが息子にとっては必要だった。ここにいて泣いたり笑ったりできる ・理屈では取り繕えない、人間の心の混沌に潜ってゆける。そもそも理屈から自由になるために、文学は生まれたのだ
  • 2025年11月15日
    虎のたましい人魚の涙
    自分の忙しさでさえ自分だけのものだ!どの人生も当たりなのだから勝手に解説しないでくれ!というくどうれいんさんの、自分の人生をまるっと愛している、子供のような素直な心が羨ましく感じた🐅🧜 p48 確かに忙しいのだが、自分で自分を忙しい人生にしたのだ、わたしだけの忙しさなのだから、わたしの忙しさはわたしだけで心配したい p90 わたしはただ、いま会話しているあなたに興味があって、その日常になにか変化があったなら、よかったらそれを聞かせてほしいのだ。 それなのに「話す価値」があるかどうか、身構えている人のなんと多いことだろう。ただでさえ物理的に傷ができて大なり小なりこころがめそめそしているはずなのに、その傷までだれかと比べて遠慮しなくていいのに p103 どのみちぜんぶ当たりのあみだくじなのに、私のゆく道を勝手に実況したり解説したり感慨深くなったりしないでほしい。 わたしはたしかにずっと、特別になりたかった。特別になりたいとどこかで思っていたからこそ、様々なものがうらやましくて、妬ましくて、いろんな文句を言いながら日記を書き続けていた。 でも、そのときのわたしだって、いや、むしろあのときの三角の目のわたしこそが十分に特別だったのだ p151 二十七になり、いまさら何をと思われることを承知で(ああ、そうか、これはわたしのための、わたしのせいの人生なのか)と思うことがある。 ようやく、自分の人生は自分で決めて自分で何とかしなければと思い始めているのだ。 本当はひとつも「なければいけない」ことなんかない
  • 2025年11月8日
    月の立つ林で
    月の立つ林で
    青山さんの本は心が疲れている時でも、すっと読めて優しい気持ちにさせてくれる。どの本でもブレてなくて、彼女の人間性がとても出てると思う🌙 p6 人のために役に立ちたいと、ずっとそう思ってきたけれど、「人」とはいったい誰のことなんだろう p56 私がいるよというのは、あなたがいるよと伝えること p108 叶えなかったらダメなのかな。夢を持ってるっていうことそのものが、人を輝かせるんじゃないかな p112 靴ずれをしない方法、わかった。靴を履かないことだ。自分で選んだけもの道、いっそのこと、こわがらずに裸足で歩いていくぜ! p219 ただ誰かの力になりたいって、ひとりひとりのそういう気持ちが世の中を動かしているんだと思う。 それがどの人なのかなんて、わかんなくたっていいんだ、きっと p273 どんな状況も、私たちには、良い悪いとすぐにジャッジすることなんかできないのかもしれない。 物事はいつも、ただ起きる。そして私たちは、起きていることが自分にとってみんなにとって「いいこと」になっていくようにと、願い、信じ、行動するだけだ。
  • 2025年11月3日
    ミトンとふびん
    ミトンとふびん
    なんというか、とても軽やかな本。 人生はつらいことが多い、でもそれを無理にどうこうするわけでもなく、乗り越えるというのでもなく、ただ受け入れていく、そんな軽やかな物語たち。 p90 相手の好きなところを好きなままにするには、距離をちゃんと丸く置くことだと私はいつのまにか思うようになっていた。 p105 人はこんな気候の中でも暮らせるように、工夫して、注意して、がんばってきたんだから、大丈夫だよ。 歯をちゃんと毎回磨けば、虫歯にならないだろう?それと同じなんだ。 気をつければ、こんなすごい温度の中でも人は生きられる。まるで毎日があたりまえにあるかのように。備えればいいんだ。それが人間の力なんだ。」 それと同じ。命取りになりかねない要素満タンのカップルでも、ちゃんと不幸に備えている心がまえだから、私たちはまだいっしょにいられる。 道を探せる。 p133 自分の人生を受け入れるだけ、生きていることを認めるだけ。 p137 だれかが認めてくれたなら、それが会っていなかった父親であっても、異国の見知らぬ人たちであっても、私たちはいっしょにいていいという自信を育てていける。 それは地球が丸いからだ。それと同じように、あちらの世界もこちらの世界も、よその人と母たちの感想もきっとみんなつながっている。 p174 私は、この絵のような永い時を生きることはできない。それでもまだ旅の途中であり、人生というのは決して明るいものではない。むしろ暗い勢いを持って、茨の道をただ歩んでいくものなのだ、それは良きことであり、それでいいのだと、聖マタイの表情を見ていてしみじみ思った。 p201 なにも伝わらなくていい、悲しみは私だけのものだ。 p215 本格的に壊れたり朽ちたりするまで、だいじに手入れをしてその人の生活の一部になって。 そういう時間の使い方を人もものも取り戻せたら、身の丈に合った健やかなこの気持ちが自分の周りにも満ちていくような、そんなイメージがある。 p219 自分の人生は失敗だ、なんでこんな迷宮に入ってしまったのだ、と思う。 人の気持ちなんて、そんなものだ。真実は頭の中には常にない。 真実は流れついた状況の中にだけ、全て存在する。 p247 だいじなのは、突き詰めないこと。 私は間違ってない、間違った人たちといっしょにいるんじゃない。 そんなことは、自分にしかわからないのだ。 自分に自信を持つってそういうことだ。
  • 2025年11月1日
    神さまショッピング
    装丁とタイトルに惹かれて購入。 単行本はなるべく文庫になるまで買わない主義だけど買ってしまった... 明確なハッピーエンドがあるわけではないけど、それがとてもリアルで、色々な想いを抱えながら生きていくしかないのだよな、と思った。 p47 ・しあわせであることと、しあわせだと感じることは、まったく無関係だと知っている。 だって、しあわせになりますようにと必死で願ったのは、そのときしあわせだと感じていなかったからではないか。でも今、あの二十代の女はなんとしあわせだったのだろうと思わずにはいられない p60 ・三年多く生きたからといって、(中略)自分はそれで満足なのだろうか。三年、今と同じように、朝起きて会社にいってごはんを食べて、ときどき友だちと旅行して、面倒くささを極力排除して、そんなことをこの先三年間続けたい、それが、生きたいという気持ちなのだろうか p164 ・あまりに忙しく、その多忙さは充実感となり、充実感は人生をみずからハンドリングしている錯覚となった
  • 2025年10月19日
    ひそやかな花園
    最後のエピローグが、救いのような、美しい文章でした💐 そして、ずっと本棚で眠っていたけど、今日このタイミングで読めたことに意味があると思う、し、またきっと必要なタイミングで読み返す本になるんだと思う p.324 「家族も父も、自然になれるものなんてない。自然にできることもない。『やる』と決めるんだ。ぼくは決めていなかったんだな。きみの名前をつけたとき、父親になったと錯覚しちゃったんだよ」 p.328 おれはさ、ライター時代に思い知ったことがあるんだ。だれかを傷つけるために言葉を使っちゃいぜったいにいけないんだ。だれかを傷つけるために刃物を使っちゃいけないのと、それはまったくおんなじにさ。 p.331 きみが見るもの、きみが触るもの、きみが味わうもの、ぜんぶ人と違う。きれいごと言ってるんじゃなくてさ、事実。 きみがいなければ、きみの見る世界はなかった。それだけのこと。 大根おろしは焼鳥といっしょに食うものではなかった。それだけの話だよ。 女とつきあえない、友人関係が持続しない。 だれの世界とくらべて欠落なんだ?大根なんか、どうやって食ったっていいんだよ p.335 彼に、自身の出自のことを話さなければその落胆はなかったろう。そう、落胆すら、手に入らなかったのだ、話そうとしなければ。向き合おうとしなければ。 理解できないという落胆の先に、もしかしたら、それよりはるかに強い何かがあるのではないか。だから私たちは、向き合い、話そうとするのではないか。 p.337 本当に訊きたいのは、この先私は何があっても後悔しないのか、ということだと気づく。そんなこと、だれにもわかりはしないのに。 「後悔しているただひとつのことは」「しあわせを見くびっていたことかな」 p.356 「でもさ、弾、何かをはじめることでできるのは、結果じゃなくて世界なの。いいことだけでできた世界も、悪いことだけでできた世界もないと思わない?」 p.364 どう生まれたかじゃなくて、どう生きるか、つまるところそれしかないんじゃないですか。 どう生きてきて、どう生きているか、知らない場合、やっぱりそれは他人です。 p.370 父親がいないとか、おかあさんがだらしないとか、何かひとつ、うまくいかない理由を見つけてしまうと、うまくいかないまま動けなくなってしまう p.372 「そこに居続けたら、明日も、世界も、ずっとこわいまんまだよ。こわくなくしてくれるすばらしいものに、会う機会すらないんだよ」って。 それでねおとうさん、私昨日、思ったんです。もし私がいなければ、あの美しい歌も、すてきな式も、聴けなかったし見られなかった。私がいなければ存在しなかったことになります。 だから、私、私がいてよかったってはじめて思った。だって昨日見たものは存在したんだから
  • 2025年10月12日
    ボッコちゃん
    大好き星新一。再読。 ボッコちゃんの中だと、おーい でてこーい、がやっぱり好き
  • 2025年10月12日
    クレヨン王国の十二か月 (講談社青い鳥文庫)
    小学生だった頃だいすきだった本!! クレヨン王国の世界観とてもすき...久しぶりにその世界に入ってみたくて再読。 ・道にまようというのは、どこかへいこうとして、そうでないところへきてしまうことよ。 あたしたちは、もともと道をしらないんだから、道にまようこともないの
  • 2025年10月12日
    自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
    何かを書いたり作ったりするとき、自分に必要なものを作れば自ずとよいものになるのだと思った🌿 仕事に対する愛はないが頭はいい、そんな人々がつくり出す社会は「機能は完璧だけど、本質をまったく欠いた世界」、と表現したミヒャエルエンデは凄い。モモを読み返したい。 p118 世の中でいちばん難しいのは、問題をつくることです。万有引力の法則におけるニュートンの林檎のように、問題の凄いところは、出来た瞬間その先に答えがあること。それをつくり出すのは、本当に難しいことです。 p149 いずれにしても大事なのは、自分がしっくりこないことや疑問に思うことを素通りさせずに、つねに意識しつづけること。自分を大事にすること、自分らしさを模索しつづけること 「やめずにつづけていれば、その時にはまだわからなくても、五年とか十年とか経った時に形になるのです」 p151 魅力的な物事に共通するなんらかの法則を見出そうとする時、彼がとる手法は「好きだけど理由がわからないものを、いくつか並べてみる」というもの。慶應大学の講義ではこの手法を、要素還元という名前で紹介していた。 同じように惹かれるものを並べ、そこにどんな要素が含まれているのか、自分の中の何が感応しているのかを丁寧に探ってゆく作業だ。 自分が感じた、言葉にできない魅力や違和感について「これはいったい何だろう?」と掘り下げる p168 ミヒャエル・エンデは、仕事に対する愛はないが頭はいい、 そんな人々がつくり出す社会を「機能は完璧だけど、本質をまったく欠いた世界」という言葉で表現した。 このパン屋にはその逆のたぐいの仕事があるように思う。彼らのつくるパンはとても人間的で、エンデが語ろうとしている「本質的なもの」が、みっしりと詰まっている気がしてならない。 p176 パンは手段であって、気持ちよさだとかやすらぎだとか、平和的なことを売っていく。売っていくというか、パンを通じていろんなつながりを持ちたいというのが、基本にあるんだと思います (矛盾を感じさせない仕事) p179 「癒されたい」とか「癒される」といった言葉を頻繁に聞くようになったが、言葉の裏側に貼り付いている気持ちは、「満たされたい」ではないかと僕は思う。CMにしても雑誌の記事にしても、うたい文句は機知に富んで、素敵で、期待させるものが多い。しかし、ふくらんだその心を満たす内実までも兼ね備えている仕事は、残念ながらそう多くない。 p205 この夜、子供が見つけ出すのはたぶん単なる場所ではなく、”どういう場所を自分は心地よく感じ、安心できるのか”という、価値観のゼロ地点だろう。その基準が明確にあれば、人生のあらゆる場面でそれは機能するにちがいない。将来、家を建てる場所を選ぶ時にも、人間関係のただ中においても。 自分がどんな場所を気持ちいいと思うか。その判断力がなかったら、気持ちのいい場所を生み出すことなどできない p208 自分がつくっているものは、自分に必要だからつくるんです p225 自分が欲しいものをつくるという思想 p229 「どんなことでも、意図をもちすぎてやるべきでないと思いますね。ものごとには、その価値が、まさに意図のないところにある、というケースもあるわけですから。なぜなら価値が、そのものごと自身の中にあるからです。 人生には、それ自体に価値のあるものが、とてもたくさんあります。経験というものは、何か他のことに役立つから重要なのではなくて、たんに存在しているというだけで重要なんです。 (中略)木を植えるのは、リンゴが欲しいからというだけではない。ただ美しいからという理由だけで植えることもある」 p268 自宅に畑があり、近隣であらゆる食材が手に入るとしたら、スーパーには通わない。少なくとも依存的にはならないだろう。 しかし私たちは通う。自給自足する手段を持っていないからだ。 ワーカーが能力を売っているというより、会社が「仕事を売って」いるのである。 ところで、私たちが会社から仕事を買っているとしたら、そこで支払っている対価はなんだろう。 それは「時間」である。そして時間とは、私たちの「いのち」そのものである。 p272 ■+■= 10 4+6=■ 前者は、正解は一つしかないという教育。後者は、正解は無数にあるという教育。正解がどこかに既にあるという教育と、正解はあなたの中でこれから生まれるという教育の違いが、ここにある。成長のプロセスにおいて幾度も与えられたこのような教育や社会経験が、一人一人のセルフエスティーム(自尊感情・自己肯定感情)の育みを妨げてしまうのだろう。 かと言って近代教育や、近代と名のつくあらゆるものに反意を述べたいわけではない。 そんな暇があったら、まずは手元にある仕事のやり方・在り方を自分で変えてゆきたい。 自分の仕事に対するオーナーシップを、常に自分自身が持っていること。その仕事を通じて、学びを拓きつづけていくこと。 p312 たとえば一枚の絵を描いてゆく時、描き込んでは少し離れて絵を眺め「・・・うーん」と唸る。自分の内面に生まれる小さな違和感を手がかりに、次の絵筆を重ねる。仕事はこのくり返しの中で進む。そして自分の中にもう違和感がないことに気づいた時に、「ん。できた!」となる。 どんな仕事においてもこの力はかせないものだろう。 それがなかったら、自分の仕事に対する判断は常に外から与えられるものに依存してしまう
  • 2025年10月5日
    レインコートを着た犬
    自分がすきなことを、手を抜かず、きっちりやること。肝に銘じたい... 吉田篤弘さんの本は、大事件が起きたりといった派手さはないけど、 月の明かりのように、優しく、強く照らしてくれる、そんな物語が多いと思う。 秋の夜の読書にぴったり🍂 ・私の知る限り、人の世では常々「生きる意味」が問われている。しかし、その意味は、生きれば自然とわかるのかもしれない。生きなければ答えは出ない。生きれば生きるほど、それまで見えなかったものが見えてくる。夜の空で点と点が結ばれて星座が見えてくるように、毎日毎日を繰り返して積み上げてゆくと、ご褒美のように記憶が交流して大きな目印を見せてくれる。 「人生っていうのは、先に行けば行くほど面白いもんだ」親方がそう云っていた。そのセリフを覚えておいてよかった。そのときは意味がわからなかったが、いまになってこうしてわかる ・「不安になると、つい言葉に頼りたくなるけど、自分が好きなことをきっちりやってれば不安になる暇もないだろう。俺はたぶん、いつからか、きっちりやってなかった。やってるふりをしてただけだ。どこかで手を抜いてた」 ・「本当に好きなら、やめないこと。逆に云うと、やめちまうってことは、なんだかんだ云っても、気持ちがさめたってことだ」 ・直さんは本当の思いを封印している。ギター弾きへの憧れを封印し、自分の神様の名前を私の名前に小さな目印として残した。 でも、時間が経つにつれて、<ここ>が変わってゆくように、直さんの思いも変化したのかもしれない ・「もっと云うと、古本屋である自分を愛おしく思ったっていうのかな。だって、想像もつかねぇんだよ。古本屋じゃない俺っていうのが」 ・「客が来ねぇなんてぼやいている暇があったら、宿題をちゃんとやれって話だな」 ・賢く振る舞わなければ、と自分を追い込み、その結果、愚かしいことをすべて排除してしまったら、ヒトはずいぶんとつまらない
  • 2025年10月5日
    ナチュラルボーンチキン
    なんとなく30代までが(体力面などのことも含め)人生のピークで、それ以降は変わらない人生、どちらかというと親の病気や自分の病気、夫婦/子供の問題などしんどいことが多くなるイメージを持っていた。 今もそのイメージはそんなに変わらないけど、なにか自分の人生に新しいことが吹き込んでくるのかも、自分の人生を受け入れられる瞬間が来るのかも、とちょっぴり希望を持たせてくれる、そんな本だった。
  • 2025年9月30日
    奇妙な星のおかしな街で
    「目の前のことに、まずは集中すること。 世界に対しては、いつまでも子供でいる方が、どうやら居心地がいい」 表現の仕方が天才的すぎる。 自分のお守りにしたい言葉🕊️ ・いつのまにか、われわれは頭脳に関わる能力を試験によって計測され、百点満点のうち何点であったかという数値によって、その後の人生が左右されるような脅し文句を吹き込まれた。 はたして、あのようなペーパー・テストで人間の能力が計測できるものか大いに疑わしい。 しかし、この星の人間たちは、他のよりよい方法を未だ見つけ出せない。 そのこと自体、そもそも、人間の能力が百点満点にほど遠いことを示しているように思われるのだがー。 ・とかく、人の世は無垢や純粋といったものに価値を見出しがちだが、人をかたちづくっているのは、間違いなく傷の歴史である ・できれば、あらゆることについて、未来の自分を楽しませたい。 とある月曜日の夕方、行きつけの果物屋で、少々値の張るメロンを買った。 冷蔵庫に入れて冷やし、食べごろになるのは木曜日くらいか。 少々、値が張るので、買うべきかどうか迷ったが、月曜日の自分は木曜日の自分を楽しませるために、(よし)と決めたのだ。 ぼくはこれを「幸福な時限爆弾」と呼んでいる。人生の楽しみは、この「幸福な時限爆弾」を、いくつ仕掛けられるかにかかっている。 ・そうして情報に背を向けたことで見出されたのは、その方が目の前のことに集中できるという周知の事実だった。 急に半径ニメートルで起きていることが鮮やかな色彩を帯び、たとえば、お湯をわかして一杯のお茶を飲むまでの自分の一挙手一投足が、いちいち心地よく感じられるようになった。 「よそ見をしないで」と母の声がよみがえる。 その警告の本当の意味を、いまごろになって噛みしめている。欲張ってはならないのだ。手もとがおろそかになってはならない。 目の前のことに、まずは集中すること。 世界に対しては、いつまでも子供でいる方が、どうやら居心地がいい
  • 2025年9月26日
    世界なんて、まだ終わらないというのに
    電球交換士を生業としている主人公の、不思議なお話💡
読み込み中...