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reina
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@dawn_39
子供の頃から本好きの30代。 2025年1月から読了した本の記録用📚 読書記録としてinstagramでものんびり更新。お気軽にフォローしてください🕊️
  • 2026年2月22日
    水晶萬年筆
    水晶萬年筆
    どうしてもハッピーエンド、バッドエンドなど、物語に完結を求めがちだけど、謎を謎のままそこに置いておけるのが吉田篤弘さんの物語の良さだと思う。 小さくて、不思議で、温度を感じる物語。 いつも彼の本を読むたびに、彼にしか書けない物語だなあと思う。 --- この先、どんな Sを求め、何を誤読しながら物語を探ればいいのか 言葉さえあれば、そいつに物事が従うのだ ---
  • 2026年2月16日
    旅のラゴス
    旅のラゴス
    後半は、読み終わりたくないよおおって毎回呻きながら本を開いてた📚 記憶を無くしてもう一度ゼロから読みたい🐎 歴史は繰り返す、ラゴスと同じ環境になったときに、自分には果たして文明に貢献できる知識や何かを持っているだろうか、とふと思った。 旅した気分にもなるし、旅に出たくなる。 --- ・人間はただその一生のうち、自分に最も適していて最もやりたいと思うことに可能な限りの時間を充てさえすればそれでいい筈だ。 ・まことに、歴史というのは学問をしようという者にとってすべての学問の基礎であり、最初の学問ではなかっただろうか。 ・しかし、さすがに十五年間の読書生活はそれなりの強さをわたしにしていた。 それは他ならぬその十五年間の読書生活が、たった羊皮紙二百枚に集約され、それが失われたならすべて無に帰すようなものでしかなかったのかという反省から始まった。 だとすれば、いったい何のための十五年だったのだ。その十五年のうちにお前は、人間の生み出した知の遺産が、十五年どころか、ひとりの人間が一生かかろうが、二生、三生かかろうが学びきれぬほどの膨大なものであることを身にしみて悟ったのではなかったのか。 ・わたしに手伝えることというのはその際、せいぜいそれが誤って用いられることがないように注意する程度のことではないだろうか。 そしてとりもなおさず、そのような知恵や思考力こそ、わたしがあの多くの書物から得た、より大きなものであった筈なのだ。 ・旅立つまでにしておかねばならぬことはいくつかあった。それはむしろ、旅立ちを考えはじめたが故に明確に見えてきた自己の役割や使命であった。 また逆に言えばそれ故にこそわたしは旅立ち、この都市国家に別れを告げねばならなかったのだろう。このキテロ市に、わたしは帰郷したのではなかった。実は旅の途中に寄っただけに過ぎなかったのだ。旅をすることによって人生というもうひとつの旅がはっきりと見えはじめ、そこより立ち去る時期が自覚できるようになったのであろうか。 ・「わたしがここへ来てあんたと会えたのも、わたしが氷の女王にあこがれたからではないのかね。それにわたしは、そもそもがひとっ処にとどまっていられる人間ではなかった。 だから旅を続けた。それ故にこそいろんな経験を重ねた。旅の目的はなんであってもよかったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね」 ---
  • 2026年2月11日
    夜明けのはざま
    夜明けのはざま
    ある場所に関わる人たちの、それぞれの物語。 『〜もっと言えば、悪しき風習は私たちで止めるからお前は行け!くらいのことをすべきじゃないの!?』 ここのくだりが本当に痛快で最高だった。 わたしも、「先を行け」って言える女になりたい。 --- 『死ぬことなんてなかったじゃない、と言いたくなる。生きていたときには、何もできなかったくせに。』 『あなたが彼をしあわせにできなかったとしたら、彼もまた、あなたをしあわせにできなかった。こういうのって、お互い様じゃないの?』 『そのひとが正しいと思ってやっていることを、私は私の感覚だけで否定したくない。誰かの意見に左右されたくない。そのひとと向き合って、話を聞いて、理解する努力をしたい。誰かの常識や言い訳で逃げたりしない。』 『自分の中の「それくらい」を相手に押し付けちゃだめだよ。理解しないと、いつか後悔する ことになる』 『あたしはあんまりにも、自分の人生に無責任だったんだと思う』 『いい年なんだから早く結婚しないとってしつこいぐらい急かして、結婚すればやっと一人前だって喜んだ。それで結婚の愚痴を答せば「そんなもん」。おかしくない? それは結婚前に教えてくれるべきことじゃないの? 結婚はいいことばかりじゃない。結婚生活にはあんなことこんなことがあるからしっかり考えて、結婚前に相手と考えをすり合わせておかなければいけないよってアドバイスすべきじゃないの?もっと言えば、悪しき風習は私たちで止めるからお前は行け!くらいのことをすべきじゃないの!?』 『案外、これというきっかけなんてなくて、ある日突然、クリアになる。 その日まで、考えたらいいよ』 『必死になったって意味がないこともある。言葉を重ねたって動かせない心がある。譲り合えないこともある。あのころには気付かなかったね。』 『真奈が結婚して、真奈を任せられる旦那さんが傍にいると思えば、あたしも甘えられるかもしれない。愛奈にしているみたいに、寄りかからせてもらうかもしれない。でも、ひとりのあんたには頼りたくない。それは、歯を食いしばって頑張ってきた過去のあたしが「止めて」と言うからよ』 『嫌だから、嫌とは言う。辞めてほしいとも言うわよ。あたしは嫌だもん。でも、あたしが言ったからって、真に受けて辞めなくてもいいんだよ。やりがいがある仕事だって自分が感じてるなら、働き続ければいい。あたしのことなんて、気にせずに』 『大事なのは『持っていること』ではなく、『持っているもの』『持っていたもの』でもない。 そこから得た喜び、得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。それらは、誰かに繋がれていく。』 『「先を行け」って言える女になる』 『掴めなかったことを悔やまなくていい。繋げるほうが、大切なんだ』 ---
  • 2026年2月8日
    薬指の標本
    薬指の標本
    自分で選ばないような本だったけど、読み始めたら次の展開が気になりすぎて一気に読んでしまった..!
  • 2026年2月1日
    私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE
    本当は自分にとって必要で、大事なものなのに、意識していないと手のひらから溢れていってしまう。 私も本棚を一時期部屋に置いていない時、その環境に慣れてしまっていて。 自分が大事にしたいと思うもので部屋を満たすことが、一番最初に必要かもしれない。 --- ・その根底にあるのは、「ひとは豊かに暮らさねばならぬ」という、Yさんの決して揺るがない信念だった。 ・「ほんまに、人生は選択の連続やなあ」毎回決断を迫られて、弱ってんねん、とこぼしていた。 だけど、とYさんは続けた。 「やけどな。人生は短い。しょうもないもん使ってる場合やあらへん」 ・「不在」というのは恐ろしいもので、ないならないでいいと思えてくる。本がなくても良いのかもしれない・・・・・。でも、本当に?本は私にとって、必要ないものなのだろうか。 ・個人としても日常的に恐怖がある毎日のなかで、自分の「生活」をできるだけ心地よく幸せにしていくという試みは、自分たちを貧しく、雑に扱わせてはならない、という意地につながる。 ・食は時間を食うと思っていたが、その考えかたこそが、私から時間を奪っていた。食は、 与えることなのだ。自分に、生きた時間を。 ・本来の「自分」を正しく外側に表せていない、情性で着続けている服。それを「ボロ」と呼ぶのかもしれない。 ・「もう愛のない状態には一秒もいられない」という感情と言葉が頭に浮かんできた。 ・変化は、本当に小さく些細なことから次々と生まれてくるものなのかもしれない。 ・自分のことを好きになるなんてよくわからなくても、自分の生活を好きなものに変えていくことはできる。 ---
  • 2026年1月31日
    柚木沙弥郎のことば
    柚木沙弥郎のことば
    念願のたらば書房に行った時に、ぱっと目について購入した本。 普段なら手に取らない、染色家の方を取材した本なのだけど、本当に読んで良かった... 生きることへの考え方も学ぶことが多く、なにより装丁としおりがかわいい!!とっても素敵な本。 --- p.34 世の中はいろいろ変わって目まぐるしくもあるけど、その変化を面白がる。日常のことに気がつく、発見するっていうことが、僕にとってやっぱり生きがいにつながっているんです。 p.37 自分のためだけに作る、今はそれだけをやりたいと思う。 p.56 ものづくりは、その過程を楽しむことが何よりも大切で、そういう積み重ねでものの本質はできていく。だから、偶然から生まれたもの、失敗から生まれるものは面白いんです。 p.69 肝心なものは情熱だよ。あとは気力。普通の人も何かに憧れを抱いたり、楽しいと思ったり、そういうものを常に求めていればいいんじゃないかな。対象は何だっていいんだ。 p.70 なんでもいいから心に引っかかったことは自分から発信していかないと世の中楽しくならない。自分が面白くなれば他人も面白くなる。それが、ものづくりの原点。 p.83 「どんな時代も慌てないで時代に寄り添って、世の中のいろんな現象を咀嚼して吐き出すこと。世の中がどうなろうと、現実から目をそらさず、身の回りから自分が楽しいと思えることを発見すること。それを形にして発信する。 僕はたまたまアートだったけれども、その対象はなんだっていい。それに、いつからはじめたっていいんだよ。 僕だって物心ついたのは80歳になってからなんだから」 p.92 先送りしながらとりあえず"住む"のではなくて、毎日どう暮らすか、その意識を取り入れていかないといけないね」 何を基準にして生活を豊かにするかは難しく考える必要はなく、まずは家庭の中の道具や食器からはじめてみるのがおすすめ。その次にはテーブルや椅子などの家具を。 「いいな」と思ったものなら、その直感に従い、まずは買ってみる。さらには自分のお金で買うこと。身銭を切って、経験することが大切だといいます。(中略) 自分の意思でこれがいいって思って手に入れることが大切。そして愛すること、愛着がないとダメ。積み重ねが暮らしを豊かにしてくれるよ。 p.94 「インスタント的な暮らしには実感が伴わないんじゃないかな。やっぱり本物でなきゃ。本当の意味のリアリティが欲しい、だから実物に触れて欲しいと思っています。」 p.95 誰もが時代は移り変わることはわかっていることだから、世の中は変わるものだという前提でどっしりと構えること p.104 『今あなたは何をやっている?何に興味がある?』そういう考え方なんだ。 p.142 「すべては直感だよ。波長があるからね。自分と合うもの、合わないものがある。好きなものに理屈はいらないよ」 p.144 それが仮に"偽物"だったとして、何が悪いんだ。自分がいいと思ったものに本物、偽物はない。(中略) もっと自分の選択眼を持つこと。ものを選ぶということは、自分に自信を持つことなんだ p.177 地道にコツコツと楽しんで、それが人生だよ。だって他に逃れようがないじゃん。だから、自分自身が何かを見つけるってことがいちばん大事だと思うな。
  • 2026年1月26日
    世界はうつくしいと
    静かな、優しい言葉たち。 ・暮らしに栄誉はいらない。空の見える窓があればいい。その窓をおおきく開けて、そうしてひたぶるに、こころを虚しくできるなら、それでいいのである ・人は、誰も生きない、このように生きたかったというふうには。どう生きようと、このように生きた。誰だろうと、そうとしか言えないのだ ・世界を、過剰な色彩で覆ってはいけないのだ 沈黙を、過剰な言葉で覆ってはいけないように ・聴く、という一つの動詞が、もしかしたら、人の人生のすべてなのではないのだろうか? ・人生は受容であって、戦いではない
  • 2026年1月25日
    最初に読む料理本
  • 2026年1月18日
    歳月
    歳月
    愛している、という言葉を生み出した人は随分簡単に手軽に済ませたかったのではないか、と思うほど、愛していることを伝える表現がこんなにもあるのかと、2人の関係性が心底羨ましかった。 愛している、と書かれていなくても心から愛しているのだということが伝わってくる詩の数々。 このようにお互いを、人を愛することができたらそれだけで幸せなのだろうと思った 「なれる」 p.116 おたがいに なれるのは厭だな 親しさは どんなに深くなってもいいけれど 三十三歳の頃あなたはそう言い 二十五歳の頃 わたしはそれを聞いた 今まで誰からも教えられることなくきてしまった大切なもの おもえばあれがわたしたちの出発点であったかもしれない
  • 2026年1月17日
    死ぬまで生きる日記
    読んだ後も、ふとした瞬間にこの本の中のフレーズを思い出している。いつもは読み終わった本は本棚にしまうけど、今回感じたことや気付いたことを忘れたくなくて、机の上に📚 こうして書くのは勇気が必要だったと思う、書いて、世の中に出してくれてありがとうございます、という気持ち。 --- ・なぜ自分は毎日のように「死にたい」と思ってしまうんだろう、という問いは、裏を返せば、なぜ自分はそれでも生きているんだろう、という問いでもある ・私は考え続け、思い出し続け、決め続けていたかったのだと思う。自分が「死にたい」と思うことについて ・これまでは、他人に認められるよう努力することこそが「自分で自分を幸せにする」ことだった。居場所を作らなくてはいけない、認められたり好かれたりしなくてはいけない。そのためにたくさん努力をした。 だけどそれは「他人に幸せにしてもらう」ことでしかなかったのかもしれない ・「問題ってね、『解決しよう』と思わなかったら、問題じゃなくなるんですよ」 ・「でも、『強くなろう』と思うのって、強くなれると信じているからだよね。それって、お母さんが蘭ちゃんを信じてくれていたからじゃないのかなぁ」 ・「みんな、自分の穴を埋めたくて必死なんです」と言った。「その穴を埋めてくれる他人・・・つまり愛情を、必死で求めています。でもね、その穴にパズルのようにぴったりはまる愛情ってないんです。なぜなら、人と人は違うから。 (中略) 「自分の心の穴は、自分にしか埋めることはできません。その穴を埋めるには、まず形を確かめないといけないんです」 ・「『過去』をもう一度違う視点から見て、違う解釈をすることはできます。その時、別の意味が『過去』に付与される。そうすると『現在』の解釈も少し変わるはずなんです」 ・だからと言って、無理にこじつけをして、『良い過去だった』と思い込むのではありません。 『あの過去があったから今の自分があるのだ』と、減点ではなく加点方式で『過去』を捉え直すのはどうかな、ということです」 ・「だから、あの時はあったけど今はもうないんだな、なんて悲しむことはないんですよ。その『過去』は、Rさんの一部になっているんですから」 ・だから、本田さんを責めてはいけない。 でも、自分の中のこの感情をないことにするのも、同じくらいいけないことだと思った ・「『死にたい』と思うのは、なぜなんでしょうね?」発作の最中にその問いが浮かぶと、なんだか私は生きていける気がする。わかったようでまだわかり切っていない、曖昧で複雑な問いの続き。それに対する答えを探すことが、私の生きる意味になる
  • 2026年1月17日
    週末フィンランド
    週末フィンランド
    フィンランドに1ヶ月くらい滞在して暮らしてみたい...降り注ぐ太陽の光を浴びて、湖の風を感じながら芝生でごろんとしたい🌞
  • 2026年1月13日
    スプートニクの恋人
    村上春樹は、本から示唆を得るとかそういったことを何も考えずに村上春樹ワールドに没入し楽しめるのが良いところだ、と知人に聞いて、その通りだなと思ってる(深く読めてないだけかもしれない)🐦‍⬛ 何も考えず、ただただ不思議な物語の世界に入り込みたい時、彼の本を手に取ってしまう。 p.8 もし不完全な人生からすべてのむだが消えてしまったら、それは不完全でさえなくなってしまう p.63 注意深くなるーそれがいちばん大事なことよ。心を落ちつけて、いろんなものごとに注意深く耳を澄ませること p.72 「どんなことでもそうだけれど、結局いちばん役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて」 p.95 すべてのものごとには良い側面があり、悪い側面がある p.202 理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない p.247 大事なのは、他人の頭で考えられた大きなことより、自分の頭で考えた小さなことだ。でも実際にはどんな小さなことだって、自分の頭で考えるのはおそろしくむずかしい
  • 2026年1月8日
    やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ
    やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ
    やりたいことを見つける、このような類の本はいくつもあるけど、この本はもっと大前提の考え方を物語形式で読みやすく伝えてくれてると思う。 具体的にこうすれば見つかる、という手順が書いてあるわけではない。 答えを知りたい人からすると少し期待はずれかもしれないけど、自分にしかそれは分からないのだ、という至極当たり前のことを言ってくれてるので逆に良心的な本だと思った🙂‍↕️ p.79 あなたがここにいる理由を満たすなら、なんでも好きなことをやりなさい。 「じゃあ、ぼくがここにいる理由が人を助けるためだとしたら、ぼくの『人助け』の定義に合う限り、なんでも好きなことをやればいいのか・・・?」 p.86 あなたの経験からいって、「たいていの人がやっていることをこなす」のは、あなたの存在理由を満たすのに役に立っているの? p.99 自分が何をしたいのかがわからなければ、他の多くのことに無駄なエネルギーを費やしてしまう。そして、本当にやりたいことのチャンスが巡ってきたときに、それに費やす時間も体力もないかもしれない p.100 「あっという間に、他のみんながやっていること、あるいは、人があなたにやらせたがることを積み重ねただけの人生を送っている自分に気づくのよ。(中略) 背後から押してくれる波は、私の存在理由を満たすのに役立つ人や活動やモノなの。前から迫ってくる波に時間とエネルギーを費やせば費やすほど、押してくれる波に使うエネルギーが足りなくなるのよ。 p.196 質問をして答えを知りたい人は、誰かや何かが答えを運んでくるって期待しすぎることがあるのよ(中略) でも、答えが何であるかを決めることができるのは自分だけ。 p.216 「存在理由」を見つけるには、休暇中に考えて、その後、今までどおりの生活に戻るのでは不十分だとわかった。(中略) まずは、毎日少しだけ、自分の好きなことに時間を割くことから始めた。それから、新しいことを学び、試す機会を探した。
  • 2026年1月4日
    マリエ
    マリエ
    離婚って、幸せになるための選択なんじゃない?という帯の言葉に惹かれて手に取った。 結婚も、離婚も、それぞれ幸せになるためのものだよね、と前向きな気持ちになる🪿 p.34 私の幸も不幸も、私が決める。そう、決めた。 ゆっくりと息を吐き、目をとじた p.54 最終的に私は心底、嫌になってしまった。森崎が、ではない。森崎が出かけたり眠ったり風呂に入ったりした隙に鞄や財布をあさり、ポケットの中を調べる自分の行為がだ。 浅ましい、と思った。心がいつも黒ずんでいた。なんでもいい、浮気の証拠になるものがでてくれば、私は安堵し、正当に怒ることができるのにと思いながらも、そんな自分の姿を見たくないとも思った p.257 「みんな、いろいろよ。それぞれ自分にできる生き方をするしかないの。わかっているでしょう」
  • 2026年1月3日
    モモ
    モモ
    モモは学生時代に読んでから何回か読み返している本の一つだけど、読みたくなって再読。 時間とは、生きること。そしていのちは(心臓ではなく)心。心が時間を感じ取らないならば、時間はないも同じ。 昔から時間がない、が割と口癖の自分に毎回響く...忙しくさせてくるこの社会、自分で気付いて立ち止まらないとね。 p.53 「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」 p.83 なぜなら時間とは、生きるということ、そのものだからです。そして人のいのちは心を住みかとしているからです。 p236 人間はじぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならないからだよ。だから時間をぬすまれないように守ることだって、じぶんでやらなくてはいけない。 (中略)もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。 (中略)でもかなしいことに、心臓はちゃんと生きて鼓動しているのに、なにも感じとれない心をもった人がいるのだ。 p347 オソイホド ハヤイ p394 みんなはなにをするにも、ひつようなだけ、そしてすきなだけの時間をつかえます
  • 2026年1月2日
    つくねもハンバーグ The cream of the notes 14
    2026年1冊目の本、にして、今年ベスト10に入るのではと思うくらい個人的ヒット! そうですよね...仰る通りです...となるような言葉たち。今年はこれらの言葉を胸に刻んで生きたい🕊️ p29 そんな神や運に任せるよりも、できるだけ予測し、計算し、そのうえで大事な場面ならば細心の注意を払うことで、捨てる自分よりも拾う自分が多くなることは確かだ p55 一方で、自分の幸福度は意識した方が良い。子供の頃と比較して、今は幸福だろうか、と比較するのも有意義だ。そして、未来に向かって、自分が今よりも幸福になっていることを想像し、そのための計画を持ち、努力を惜しまないことも重要。他者の幸福度を気にしたり、比較しようとしたりするのは無意味で、想像するだけ時間の無駄。 もし、自分の幸福度を考えることができたら、その次に、自分の周囲の人たちの幸福度を想像できるようになるだろう。自分が基本であり、基盤である。 p60 つまり、人生の負け組といった言葉が出てくること自体、人生が機負だと思い込んでいるからだ。勝負だと認識するのは、勝ちたいという期待に起因していて、ここから、負けてしまうのは勝ちたい人だ、との道理が導かれる。 p61 勝負というのは、つまりは他者との比較である。どうして比較をするのかといえば、第三者が、できれば優秀な者を採用したい、優秀な方を認めたい、という動機を持っているからである。このような選別によって、人々を勝者と敗者に区別し、大勢いる人間を整理し、大勢が関わる作業において効率を高めたい、と考えるからだ。そして、選ばれた者には、なんらかの報酬が与えられる。これを与えないと、真剣な勝負が成立しない。こうして、競争という操作が行われ、それが広範囲に適用され、人間社会に普及した。 二点だけ大事なことがある。 まず、競争は一つではない。無数ともいえるほど沢山の競争がある。だから、一つの競争をすべてだと思わないこと。 もう一つは、現代では、たしかに勝者にはなんらかの報酬が与えられるが、それは勝者が偉いからではない、ということ。(中略)そんな勝負はしたくない、と考える人もいるだろう。そういう人には、敗北はけっして訪れない。勝ちたいと思わない人は、絶対に負けないのである。 p81 なんとなくやりたいな、くらいの思いつきを、「やりたい」「できそうな気がする」とつい呟いてしまうのだが、もちろん実際にはなにも起こらない。気持ちだけで幸せになれる。 「気がする」という表現も、僕は最近とても気になる。そんな気がするのである。 p129 僕はどんなものにも、自分で値段をつけることができる。その値段なら自分のお金と交換しても良い、という額だ。これが、お金持ちになって一番学んだことである。金に糸目をつけなさい。 p133 育て方で、その子供の人生が変わるとも、僕は考えていない。ただ、子供に好かれたい、子供と一緒に人生を歩みたいという親のエゴには反対である。成人したら、子供は巣立つ。それまでの間、子育てをさせてもらえる、という幸せを享受できるというだけだ。 成人するまでが、あなたの子供である。その後は、誰の子供でもない。あなたが誰かの子供だったときがあっても、今は誰の子供でもないのと同じである。子供の育て方を心配するよりも、自分の育て方に専念した方が、幾分よろしいかと思います p197 僕は、僕の目だけを気にしている。 だから、自分の目はいつも真剣に観察し、ものごとの価値を見極めている。僕が良いと思えば、それは価値がある。そう思わなければ、どうだって良い。なにかと比較するときも、僕が決めた価値どうしを比べる。過去の自分の経験と比較して評価する。大勢が良いといっても、僕一人が駄目だと思ったら価値はない。 自分も、自分に対して見っともないことをしないように、いつも気をつけている。 p213 周囲の目を気にする人ほど、「みんなは私をこう思っているだろうな」と想像する。「そんなふうに思われたら嫌だな」とも心配する。オーディションを受けているわけではない。あなたの人生は、まずはあなたが認めれば良いだけで、他人の審査は二の次である。 p217 才能がなくても、走れるのである。ただ、みんなから注目はされない。そう、あなたは、この「みんなからの注目」を重視しすぎているのだ。 「自分はどっぷり文系だから無理」とおっしゃる方も(特に日本には)多い。だから何なのか?数もかぞえられないのですか?掛け算もできない?何が欠けているのですか?そもそも、あなたが文系だということを誰が決めたの?いかがですか? 知らず知らずのうちにフリーズした思い込みが解凍するときが、ときどき訪れる。(中略)すると、案外面白い。「どうしてもっと早くこれをしなかったのか」と後悔するほどだ。さて、どうしてもっと早くしなかったのだろうか? いったい誰があなたに「通せんぼ」をしていたのか?結局、誰が損をした?
  • 2025年12月30日
    北欧こじらせ日記 決意の3年目編
    本を出版される前からTwitterで追っていたchikaさん。読むたびにどんどん自分で自分の人生を切り開いていっていて、勇気を貰いつつ、その間私は何が変わった?というちょびっとの焦りと...🦢 p30 自分に思いやりを持って!自分自身にとっての「良いリーダー」であることも忘れないでくださいね p58 大人になってからも生き方や働き方を学校で学び直すことができるんだ...! p71 でもね、学校では君らしい絵は教えてくれないよ だから、心から楽しんで自分らしい絵が描けるのは、それだけで、特別な才能だよ p115 大変なことは、確かにある。 だけど、その時はその時で向き合えるから、今は「今を生きること」を手放さないで
  • 2025年12月21日
    夜明けのランプ
  • 2025年12月7日
    神様のいる街
    神様のいる街
    装丁とスピンが美しくてこの本にぴったり。本当に吉田さんの感性が好きだ〜〜 p115 ゴー・アンド・ゴー・アンド・ゴー p123 他人は助けてくれないけれど、過去の自分が、いまの自分に、「書くことは山ほどある」と小さく叫んでいた
  • 2025年11月29日
    ミーツ・ザ・ワールド
    いや〜ストレートパンチをくらった気持ち🤛 流れるように書かれているからさくっと読めるんだけど、要所要所でぐさっとくる言葉が散りばめられていて喝を入れられたような。 人と人は完全には理解し合えない、という当たり前だけど気を抜くと忘れてしまう事に改めて気付く p23 彼氏とか旦那が愛に応えてくれる存在とは限らないし、子供が仮に無事に生まれて仮に無事に育ったところで基本的に皆いつか巣立つんだよ? p45 自分を至上の美として周知していこうっていう気概はないわけ? p60 なんかさ、二次元とか三次元とか、愛とか恋とか、好きとか愛してるとか、恋愛か友情かとか、恋愛か憧れかとか、世の中そういうの細分化しすぎだよ。自分が一緒にいて心地いいものとか、好きだって思えるものを思う存分集めて愛でればいいじゃん p70 「ライって大概正しいけどさ、正しくない人だって精いっぱい生きてるんだぜ?そんで自分の正しくなさなんて本人は全部分かってるんだぜ?こぎつけたって言い方しないと由嘉里ちゃんは耐えられないからそう言っただけなんだよ」 p71 問題ない人なんてこの世界にいないよ p133 私はいつまでもこの私で、私として生きていくしかない。そのことを思い知ったのだ。 p167 人ってさ、誰しも誰かへの愛情を引きずりながら次の恋愛に踏み出していくもんだぜ。 そんなさ、人の気持ちなんてはっきりしてるもんじゃないんだよ。恋愛って主に感情と言葉っていう不安定なもので成り立ってるわけで、しかも感情と言葉は必ずしも一致しないしね。 別れたからもう好きじゃありません、付き合い始めたからこの人のことを一途に愛してます、なんていうシンデレラみたいなことじゃないんだよ p226 何でもいいからやりたいことやりながら生きていくしかないんだよ。ていうかそれ以外に由嘉里にできることあるの? p232 その人は、未来の自分に思いを馳せない存在よりも、馳せる存在の方が優れていて幸せだと思い込んでいるからだ。小さな定規でものを測っている人間はその定規に自分が一番測られ縛られていることに気づけない p235 人が人によって変えられるのは四十五度まで。九十度、百八十度捻れたら、人は折れる。それはそれで死ぬよ p238 何でも知ることができるからこそ取捨選択をして、何を知っていて何を知っていない自分であるべきかを、服をコーディネートするみたいに考え続けなければならない p252 誰しも人と人との間には理解できなさがでんと横たわっていて、相手と関係継続を望むのであれば、その理解できなさとどう接していくか、どう処していくかを互いに考え続けなければならない。 私はきちんとライに寄り添うことが、いや、寄り添わずとも優しくすることが、いや、優しくせずとも傷つけないでいることができていただろうか p269 死とは、何かに吸収されていくこと。煙になったり土になったりして、何かに溶け込んでいく。記憶として残った誰かの中に吸収されていく。死は存在せず、吸収だけがある。僕はそう考えています
読み込み中...