K.K.
@honnranu
2026年2月14日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
アンディ・ウィアー,
小野田和子
読み終わった
SF
ハヤカワSF文庫
下巻の面白さはそれなり。19章からはエンジニアリングが主題になる。絵面は派手かもしれない、小説ではよくわからない。アストロファージとタウメーバのあれこれはあまり好みではない。28、29章と最終章、アストロファージはとても遠くまで連れて行ってくれた。ラストはとても好き。私がPHMで最も楽しんだのは、6章〜18章あたり。異文化コミュニケーション中心。
ストラットの非常にきびしいルールとアストロファージを安全に扱う手順や経験が欠けている事から起きるアクシデント、ストラットは法律を無視し南極を割り彼を送り込む。個人的には歴史専攻の彼女にはシンパシーを覚えるし、彼女はするべき事をした。そしてグレースはビートルを発射した。彼もまたすべき事をなしたのだから、あとはどこへ行こうと責められるところはない。
いまでは彼が唯一無二の友だ。まじめな話、彼はぼくのただひとりの友だ。なにもかもが正常だった頃も、ぼくはあまり社交的なほうではなかった。ときにはほかの教員たちと食事をかっこむこともあった。大学時代の友人と土曜の夜にビールを飲むこともあった。だが、時間の遅れ効果のおかけで、かれらはもうぼくよりひと世代、上になってしまっている。p.355
目を閉じると見えるのは、ロッキーのあのへんな甲羅といつもなにかいじっていた小さな手だ。p.394