
なかちきか
@susie_may4141
2026年2月15日

年年歳歳
ファン・ジョンウン,
斎藤真理子
読み終わった
@ 3rddg books+瞎驢庵
『野蛮なアリスさん』が、なぜか合わず放り出してしまったので、こちらも積読だったのだけれど、『曇る眼鏡を拭きながら』でくぼたのぞみさんが、訳した斎藤真理子さんにお礼を言って褒めていたので、読み始めたら一気だった。
ハン・ガンが光州事件と済州島を描いて、ファン・ジョンウンは鉄原を描いた。朝鮮半島は国土が戦場になり、村が丸ごと消滅したような体験が生々しく記憶されているのだと、今さら気づかされた。
くぼたのぞみさんも指摘しているし、作者のあとがきからも感じるように、これは家族の物語でなく、一人一人がその人生をここで生きるということを描いた作品。俯いたり背を向けたりしている女たちの足元から、ぽっと小さな希望の光が打ち上がるのを見るような読後感でした。


