トサカン "成瀬は都を駆け抜ける" 2026年2月7日

成瀬は都を駆け抜ける
シリーズ最新作(当時は3巻目まで)を一気読みしたので、別巻の内容を含んでいるかもしれないが、ご了承いただきたい。(成瀬風の口調) 島崎も篠原も田中も成瀬のお父さんお母さんもその他(失礼ながら割愛)も皆成瀬が大好きでかつよく理解してくれていることが特に伝わる巻だった。 成瀬がやることって、どれも世間の目からしても間違っていること(良くないこと)では決して無く、むしろ「そりゃ正しい(良いこと)けど誰もがやろうとすることではないよね」みたいなことなのかなと個人的には思っていて、そんな己の道(本来は正しいであろう道)を進もうとする成瀬をちゃんと理解した人たちは、自分は進むことはできないもののその道が決して間違っていないであろうと思えるからこそ心から成瀬を応援できるし、成瀬を心から好きになれるんだろうなと思う。 また、島崎が大学進学を機に滋賀(≒成瀬)と離れたことを激しく後悔する描写は、人生において何が大切なのか(そして、失ってからでないとその大切さ気がつけない)を読者にも訴えかけてくるシーンとして、とても印象に残った。とても個人的な話だが、風土や人間関係がとても居心地が良く、仕事に前向きに取り組めていた前職から、別の職種をしたくなったという理由で転職をした自分も現職での業務を通じていかに前職の環境が自身のパフォーマンスや精神の安定に好影響を及ぼしていたかを痛感し、本当に大切なものは出来る限り手放さない方法を考えるようにしたほうが良いのだろうなと考えるようになった。読むタイミングも良かったなと思っている。 次巻も書いてくれたら嬉しいです。楽しみに待ってます!
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