彼らは読みつづけた "踊る自由" 2026年2月15日

踊る自由
踊る自由
大崎清夏
*読書で見つけた「読書(する人)」* 《てっきり図書館へ向かっていると思っていたのに、私はいつのまにか開いた本の上を歩いているのだった。行末まで来ると、黒い雨に濡れそぼった窮屈な靴の足跡でルビを振りながら行間の白い側溝を遡り、次の行へ進んだ。人影はなく、男性用の香水の染みこんだ車の臭いの不安がときおり鼻腔を掠めたけれど、足元の文字を声に出して読みながら歩くと勇気が湧いてきた。》 — 大崎清夏著「照明論」(『踊る自由』2022年4月第2刷、左右社)
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