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@m-0715
2026年2月15日
はーばーらいと
吉本ばなな
読むのは苦しいが、いい本。染みる。
【読んだ時の感情面】
主人公に凄い感情移入できる。(多分誰でも感情移入できる類のもの)
論理的ではなく、感情で動いているのが伝わった。
「AとBという感情がある」→「Aという感情が無くなったから(Aであると良くないから)Bという感情を元に行動する」
ではなく、
「AとBという感情がある」→「AもBも持ち続けているが、Bを元に行動する」
という生々しさを感じた。
“可能性を失うのがキツいんだ。”主人公のその言葉が綺麗事だけで片付けるのでなく、生々しさを与えてくれた。
何かを決断するとき、違う方向に行く可能性がなくなる。でも、その決断したい何かは、決して自分でも間違ってるとは思えない選択肢。だからこそ、即決できない自分に嫌気がさす。
本音として、そういうものを抱えながら、最良と思える決断をしていくのが人生なんだろな。
【本の構成面】
わかりやすい二項対立。
題名の景色がずっと脳裏によぎるのに、1回も本文にその単語を出さないのはお洒落。
【主題歌】
moumoon “花咲く場所”