nhr703 "憐憫" 2026年2月15日

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@nhr703
2026年2月15日
憐憫
憐憫
島本理生
単行本で読んでいたけど文庫で読み直すとまた違った印象。それは新たに収録された短編によるものなのだろうか。愛に似て、愛とは呼べない関係。共依存のようでもあるけど少し違う。沙良にとって、柏木は出会うべく時に出会った必要な人。そして柏木もそれをわかっていて、必要なものを、過不足なく差し出していたようでもあった。もしかしたら宿木のような人だったのかもしれない。もう会うことも関係を持つことも無い人、だけどその時の関係性は間違いなく必然だったのだ、と思わせてくれるような関係。島本理生の言葉にできない関係性の描き方が本当に大好き。面白かったです。
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