
トルソー
@spq88
2026年2月7日
イン・ザ・ミソスープ
村上龍
読み終わった
読了した日に39度の熱が出て三日三晩続いたがインフルでもコロナでもなかった。怖い。
ぬるま湯に浸かっているというクリシェを味噌汁に浸かっていてると捉え直す。腐った世界への苛立ちもありつつ、愛もある。とはいえ、ジャーナリスト的感性も強く出ていて、まったくの観察対象としてこの世界と接しているような距離も感じる。アツいんだけど醒めているような批評感覚。そういう時代だったのか。
この小説で、まだ大人たちが捉えきれていないものとして出てくる新しい〈孤独〉が、今の時代を見渡すと消えるのではなく定着している(前提条件と化している)というのが、言葉の救いでもあり、欺瞞でもある気がしてもの悲しい。

