
いっちー
@icchii317
2026年2月16日
格差の“格”ってなんですか?
勅使川原真衣
読み終わった
後半、面白かった。14章「本当に困っている人-絶望選手権と化す裏の顔」に、「「限られた原資」という問題設定が案外すでに〈「助け合わない」ことへのもっともらしい理屈〉になってしまっているのではないか?」(p152)とあって痺れた。そうかもしれない。そして「助け合い」の一歩は「かけ合う」ことなのだとも。
15章で、オープンダイアログとは権力勾配に加え、情報格差も排除したうえで行われる手法と書いてあってめっちゃ分かりやすかった。逆に、権力差を放置したまま「忌憚なき」対話を求めるのはかなり危うい、緊張感のある場になる。対話は時間差があってもいい。「対話」に隠れた特権性という話を読んで、ゆる言語学ラジオで紹介されていた「論理的基盤の文化的構造」(だったっけな、うろ覚え)を読もうと思った。日本の企業の文化における「対話」でしかないと思う。
就活についてぶった斬ってる章は前半にもあったけど、16章で「必要な問いは、「誰と誰、誰と何を組み合わせると、スゴい景色を皆で見ることができそうか?」だ。」(p176)とあってなるほど確かにとなった。社員の凹凸に合わせて、求める人材を見極めたいところ。ただ、やっぱりそういうのも含めてオールマイティな人が重宝しちゃう世界線になるのは分かる。
17章、ウェルビーイングをぶった斬ってくれてて気持ちがいい。笑
18章、勅使川原さんの本を2冊読んだインタビュアーが「これから必要なのは赦し、寛容な心だと思うのですが…」は地獄すぎた。その枠から外れよ!!!そのインタビュアーが、本当に分かってくれるよう願う。