
mayu
@yatsu_books
2026年2月14日
傷のあわい
宮地尚子
読み終わった
@ 問 tou
海外で生きる日本人の"語られざる物語"を描く本書は、宮地尚子さんの言葉が静かに心に響いてきます。
誰もが心に傷を持っていて、その傷がうずくきっかけもそれぞれで、そのきっかけがわからず、傷に翻弄されている人たちもいる。
そのうずきに、かすかに過去に受けた傷によるものなのだろうと気づいたとき、傷を治すことばかり考えてしまう。
でも、受けた傷は完全には消えない。跡も残るし、最悪、その傷が割けて中から膿が出てくることもある。
醜くよれた傷跡を、愛情をこめたまなざしと手で包み込めたとき、人は傷を克服できるのかもしれない。
宮地さんの原点であるという本書。次は『傷を愛せるか』も読んでみたい。









