
gato
@wonderword
2026年2月16日
A Sunny Place for Shady People
Mariana Enriquez
読み終わった
キレ味鋭く面白かったけど、後半の作品はちょっと同じパターンの繰り返しに見えてきちゃったかな。
その中でも、集中屈指の暴力が描かれるにも関わらずコントみたいに終わる「Different Colors Made of Tears」、幽霊に恐怖じゃなく共感を抱いて家を留守にする「The Suffering Woman」、ラテンアメリカのローカル聖人の伝説を膨らませた「A Local Artist」はよかった。A Local ArtistにでてくるDifunta Correaって、もしかして先月読んだ『ブエノスアイレス食堂』の元ネタなのかもしれない。
『秘儀』では章ごとに語り口や人称をガラッと変えて情報開示を操るのが見事だったけど、短篇でももっとガチャガチャやってほしい気もする。そういう意味でも「Face of Disgrace」は一番の完成度だったと思う。「Night Birds」までの冒頭5作はどれも緊張感漲っててよい。
