
一年とぼける
@firstareethe
2026年2月17日
蜘蛛女のキス
マヌエル・プイグ,
野谷文昭
読み終わった
感想
自分はアライの立場です。
風邪だかコロナだかで体調がグズグズするわ、クソみたいな選挙結果に憤るわでなかなか本に気が向けられず、ダラダラとした読書になってしまったが、そうやって気落ちする中で読めて良かったと思えた。クソなファシストがファシストであるという理由で主にマジョリティから多くの支持を集めた中でも一抹の勇気や希望を見せてくれる一作。
プイグ自身、セクシュアリティを理由に軍事政権からの亡命を余儀なくされた上で、個人的なコミュニケーションの希望や抵抗の価値を心から信じて表現していたんだから、バカなファシストがいくら「マイノリティ」の存在を消そう、隠そうとしようとしたってそんなのは出来るわけがない。蜘蛛女のキスが書かれた当時よりも、もっとずっと抵抗の言葉も希望への言葉も増えているという現実から逃げ続けている輩の妄想を現実に変えさせる正当性は無い。



