
Moonflower
@Moonflower0226
2026年2月17日
聖母の贈り物
ウィリアム・トレヴァ,
栩木伸明
読んでる
かつて読んだ
「マティルダのイングランド 一、テニスコート」
【感想】
三部作その一。マティルダはまだ9歳のこども。
近所のチャラコム屋敷に住む老嬢と三人兄妹の交流が深まり、かつて開かれていたようなテニスパーティーが開催される。人生最良の一日はしかし、その終わりに土足で踏み込んできた「戦争」の記憶とともに刻まれるのだった。
本書中でもっとも美しい一作では。すべてが光り輝いているからこそ、最後に立ち込める暗雲の黒さが際立つ。
「マティルダのイングランド 二、サマーハウス」
【感想】
三部作その二。マティルダは11歳。
父も兄も召集されてしまい、あらゆることが変わってしまった。マティルダはかつて老嬢が言っていた「冷酷」の意味を身をもって知ることになる。
戦中の話なのでどうしてもつらいものになる。それでも屋敷やその周辺の自然描写などが挟まれることで、リアルなのにファンタジックな雰囲気が微かに漂っており、この土地/屋敷こそが真の主役であると暗に伝えてくる。