
読書日和
@miou-books
2026年2月17日
花咲く街の少女たち
青波杏
読み終わった
1936年、日本統治下の京城(ソウル)を舞台に出会った二人の少女、翠とハナの物語。
日本の私娼窟育ちの翠と、朝鮮人のお手伝いであるハナ。
立場も生い立ちも異なる二人は、惹かれ合いながらも、時代や差別、そして自分たちの置かれた環境によって素直になれず、もどかしい関係を続る。
物語は翠の父親の秘密へとつながり、二人の運命が静かに交差していく。最後は日本統治下の台湾へと舞台を移し、歴史の流れの中で懸命に生きる少女たちの姿が、前向きな気持ちにさせてくれる。
仲良くなりたいのに、なれない。心を開きたいのに、立場がそれを許さない。その繊細な心の揺れが胸に残りました。
読み終えた今、青波さんの他の作品も読みたい!気持ちです。
