花咲く街の少女たち
10件の記録
読書日和@miou-books2026年2月17日読み終わった1936年、日本統治下の京城(ソウル)を舞台に出会った二人の少女、翠とハナの物語。 日本の私娼窟育ちの翠と、朝鮮人のお手伝いであるハナ。 立場も生い立ちも異なる二人は、惹かれ合いながらも、時代や差別、そして自分たちの置かれた環境によって素直になれず、もどかしい関係を続る。 物語は翠の父親の秘密へとつながり、二人の運命が静かに交差していく。最後は日本統治下の台湾へと舞台を移し、歴史の流れの中で懸命に生きる少女たちの姿が、前向きな気持ちにさせてくれる。 仲良くなりたいのに、なれない。心を開きたいのに、立場がそれを許さない。その繊細な心の揺れが胸に残りました。 読み終えた今、青波さんの他の作品も読みたい!気持ちです。
もぐもぐ羊@sleep_sheep2026年2月10日読み終わった読みはじめたら止まらなくなって一気に読んでしまった。 森崎和恵の『慶州は母の呼び声』の大邱を京城に置き換えたらこんな暮らしだったのかな?と思った。 もちろん『慶州は〜』はノンフィクションで森崎さんの子ども時代から引き揚げを書いているので、小説と比べるのはちがうけど。 こちらはフィクションなのでいろんな設定がドラマティックで尚且つフィクションならではの奇跡的な繋がりなどがほどよくあってよかった。 読み手としては時代と場所に対する歴史の記憶があるので、これから内地に?しかも長崎に?この残り数頁で?と焦ったりした。 どんな小説や映画でも終戦間際はそれが不安でそわそわしてしまう。









いずみがわ@IzuMigawa_itsu2026年2月1日読み終わった冒頭で「阿部定とかいう女」が起こした事件が新聞を騒がせているのを、主人公の翠はチラリと見るが関心を持たない。 しかしラスト、おのれの人生を歩き始めた翠は、グロテスクな犯罪の後ろにある定の来し方に想いを馳せ知りたいと願う女性になっているだろう。

nekomurice@nekomurice1232025年10月27日読み終わった日本植民地下の京城で時代に翻弄されながらも、たくましく生きる少女たちのお話。何回読んでもこの頃はあまりにも酷くて恥ずかしくてやるせない気持ちになる。緑とハナがまた笑顔で再会できますように。


















