
活字畑でつかまえて
@catcher-in-the-eye
2026年2月17日
新編 銀河鉄道の夜
宮沢賢治
かつて読んだ
ほんたうに信じられない
かつて宮沢賢治がこの世界に存在していたことが。
この人は次元がちがいすぎる。
見聞きしているものが異次元すぎる。
ほんたうのさいはいを求めて生きた人。
それは誰よりも苦しむ道でもある。
それは生死を賭したたたかひでもある。
燃焼しかない。
燃焼に次ぐ燃焼。
ずっとずっと燃え続ける蠍のような人。
ほんたうに信じられない。
でも僕はほんたうに信じた方がいい。
ほんたうに信じた道を行けばいい。
ジョバンニが云う
「僕たちしっかりやろうねぇ。」
お気づきだろうか?
「しっかりやろうねぇ。」の軽やかさ
この語尾の「ねぇ。」がいいんだよねぇ。
「しっかりやろう。」ではなく
「しっかりやろうねぇ。」
ねぇねぇねぇと語りかけてくる
宮沢賢治の人懐っこさ。
宮沢賢治は軽やかさを忘れない人だったと思う。
だからこそ銀河鉄道は
読者の頭の中を縦横無尽に
駆けることができたんだよねぇ。