虚月はる
@kouduki_haru
2026年2月18日
こころ
夏目漱石
読み終わった
@ 自宅
漱石の文章すごく好みだなーと思いつつ、“先生”の卑怯さにめちゃめちゃイライラしながら読んだ😂
先生は先生なりに確かに奥さんのことを愛してはいたのだろうけど、あんまり奥さんのことをちゃんと見ていないように感じられた。同じ女性を愛してしまったことによって苦しむ男性2人みたいな構図なのに、割とずっとその女性が蚊帳の外に置かれている感じがして……私はやるせない気持ちで奥さんを見ていた……。
学生時代、現代文の授業? だったかな? で読んだシーンが出てきたときはニヤッとした。懐かしい。今更ながらちゃんとフルで読めてよかった。
それにしても人間が抱える矛盾や苦悩の掘り下げ方と死に向かっていく人間の描写が巧みですごい。
Kの感情については解釈の余地がありそうだから自分でももっと考えたいし、いろんな人の感想文とか読んでみたいなーと思った。
【印象に残った一文抜粋】
・私は冷かな頭で新らしい事を口にするよりも、熱した舌で平凡な説を述べる方が生きていると信じています。(P.190)
・つまり私は極めて高尚な愛の理論家だったのです。同時に尤も迂遠な愛の実際家だったのです。(P.264)
・もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫ぬいて、一瞬間に私の前に横わる全生涯を物凄く照らしました。(P.303)

