流々
@kread
2026年2月18日
香君4 遥かな道
上橋菜穂子
読み終わった
あとがきと解説が付いてくるのが文庫本の良い所。参考文献には読書欲を刺激するもの沢山、どこから手を出していこう。
世界は自分たちには見えない、気づかないもので満ちている。声を持たない静かな植物は、化学物質の放出によって情報をやり取りしている。その手段として香りを言葉とし、他の植物や昆虫など、周囲と活発にコミュニケーションをはかっている。聞き取る事はできないけれど、そんな言葉が飛び交っているのか。楽しくなると共に反省、家の植物たちをもっと優しくきちんとお世話しよう。
もっとしっかり観察しよう、感覚知にも限りがある事を忘れずに。知識を得て経験しただけで知ったと考えてはならない、未知の物事は無数にあり、時間や環境により変化も起こり得るものだから。様々に考えさせて貰えた、素敵な物語だった。この世界の続きを見てみたい、マシュウの娘とアイシャの物語とか良いなあ。