香君4 遥かな道

香君4 遥かな道
香君4 遥かな道
上橋菜穂子
文藝春秋
2024年12月4日
17件の記録
  • アイシャとオリエの関係性の深まりとそれぞれの壮絶な決意や行動、異界からもたらされた作物や虫たちの謎を少しずつ解き明かしていく過程、アイシャの感覚を通して文字通り紙面から匂い立つようなあらゆる生命の営み、それら三つの軸が絡みあい織りなされた壮大な絵巻物のような物語だった。 アイシャの能力や伝承の読み解きなどから少し獣の奏者を連想したけれど、悲壮な終わりにならずアイシャとオリエのこれからの人生への希望、そして人の営みと植物や虫たちの関わりを良きものであり続けられることへの望み、そういった思いが心に残る最終巻で嬉しかった。 (勿論獣の奏者も、悲壮なまでのエリンの生き方とだからこそ後の世に受け継がれていくもの、という深く突き刺さる物語が胸に響いたのだが)
  • もとこ
    もとこ
    @mo_to_co_
    2025年8月29日
  • yumi
    yumi
    @bookandlivre
    2025年6月14日
  • nogi
    nogi
    @mitsu_read
    2025年6月13日
    全4巻読み終えた〜!1巻では想像してなかったところに落ち着いたなあという感じ。面白かったし、人の善さが砕かれない終わり方でよかった。 人の群れは大きくなればなるほど、本来そうすべきだとわかっているはずの決断ができなくなる。神を信じることで救われる反面、自分では何も考えなくなる。そして人は等しく、食べねば生きてはいけず、飢えれば死ぬ。 主食となる植物と、それを利用した人間による人間の支配。 現実の世界でも存在する避けられない問題に対して、若いアイシャが諦めずに向き合いながら、それを、自分を神格化しない形で成し遂げようとするの、とてもよかったな。やっぱり希望のある物語が好きだ。
  • ふく
    ふく
    @fukufuku02
    2025年6月6日
  • mee
    mee
    @___dokusyo
    2025年5月9日
  • あるる
    あるる
    @aru_booklog
    2025年4月19日
    人類の限界、驕りと自然環境が循環している様子が丁寧に物語に描かれていました。人智の及ばない自然に対して、人間の善性を信じて次の時代を予感させるような結末に何だか胸が締め付けられます。植物の色や香りの描写が美しいからこそ、アイシャと人々が生きる世界の厳しさが際立つ。そしてこれはファンタジーでありながら、これまでの歴史と現実をしっかり映しているから切実に響きました。口承の慣わしや禁忌の描写があるのも世界の奥深さに繋がっていて、やっぱり裏切らないファンタジーってこれだよなぁとひたすらに楽しみました😌
  • しょこ
    @chocolate
    2025年4月11日
    アイシャとオリエが居場所ができて本当によかった。
  • 100c
    @mkc100child
    2025年3月24日
  • 100c
    @mkc100child
    2025年3月24日
  • お散歩
    @pleats123
    2025年3月17日
  • ばば
    ばば
    @bababa
    2024年12月16日
  • しおこんぶ
    しおこんぶ
    @kon14g
    2024年12月9日
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