
るいか
@luica_redlavi
2026年2月19日
「謎に眠い」を解きほぐす
菅原洋平
読み終わった
借りてきた
タイトルが気になって電子図書館で借りた。
「授業中に寝たくないのに眠くなってしまう」など日常生活において「あるある」と思っている眠気はどうして起きるのか、という身近なものを取り扱っているのかなと興味を持ち読むことに。
睡眠外来を担当している著者と相談者との会話を通して代表的な眠気の例を提示しつつ問題を明らかにし対処やセルフケアの方法を明かしていくという、本書では【謎】→【解く】→【ほぐす】という構成で書かれており流れが頭に入りやすい。
【謎】
「○○していると眠くなってしまうのはなぜか」という謎を提示し問題点を明らかにする、ポイントとして謎の「解決のレシピ」を提示
↓
【解く】
謎に対して医学的に脳や身体の仕組みを説明する
↓
【ほぐす】
【解く】を元に具体的な行動を提案し、相談者が「それならできる」という行動を見つける過程
という構成になっている。著者と相談者の会話形式で書かれている箇所もあるためとっつきやすさもある。
また前ページで取り扱った謎を引用することがあるがきちんと軽く説明がはさまっていたりなど読み返しにいかずに済んで配慮が丁寧だなと思った。また謎1と謎2の事例がよく引用されるため読んでいくうちに自然と頭に入るほどその2つが眠気について基本的な問題、セルフケアなんだと思われる。
どの項目も大変興味深く、知識としてかなり充実したものだったし、授業関連のものは数年前に知りたかったな〜!と思うくらいに目からウロコだった。
また相談者がセルフケアについて「それならできる」という行動を選択しているということもあり、読者の私たちにも無理なくできそうなセルフケアなので実践しやすさを感じた。
特にマイクロスリープの【解く】項目にて、「自覚がない現象を『知識』として知ることで、自分で検出することを目指した」という文章を見て、今自分がこの本を読んでいることも知識として知ることで自覚したり、今後漠然とした眠気に対して明確にセルフケアできるし、知識があるかないかだけでも違うよなぁって思ってた。
最後まで知識が増えて関心も深まってとても良い読み物をしたなと思う。
