素敵なベーコン "違国日記 2" 2025年3月12日

違国日記 2
違国日記 2
ヤマシタトモコ
この子が友だちを失えばいいのにと思ってしまった。大人の目線で読んでるはずなのに。 高校卒業するくらいまで友達がいないのは周りのレベルが低いからだと思ってた。私がひたすらコミュニケーションすることから逃げて弱い自分を守るために馬鹿をしていただけだったのに。それでも友達がいなかったことはないのでみんな優しかった。幸運だった。何もかも失ってもそれは確かなので幸せを祈るくらいはする。悔いもする。心の中で謝りもする。みんな賢かったのに。私が馬鹿だった。 ccさくらへの作者の言葉、こんないい子はいます、いないなんて言いません、という言葉が響く。 大人の友だちをしている人たちがガヤガヤと通り過ぎていく夢を見た。もういい大人なのに泣きたいくらい辛かった。
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