もぐもぐ羊 "イラク水滸伝" 2026年2月20日

イラク水滸伝
イラク水滸伝
高野秀行
おもしろかった! 氏族の関係やテリトリー次第で行けるところと行けない場所があるというのがすごい。 完成してからコロナ禍や政情の悪化でしばらく放置されていた舟タラーデがいつ文字通り「船出」するんだろうと思っていたけど、後半にまずタラーデの塗装をして、さらに放置されているうちに設置されてしまった塀や金網を人力(と車の力)で行き当たりばったりで乗り越えさせるシーンは筆がのっててめちゃくちゃおもしろかった。 当初の計画通りにはいかなかったけど、たくさんの発見があってこんなにも厚い(熱い)本に仕上がったのだろうな。 高野さんの現地の人たちとの馴染み方も毎度すごいというか、相手の懐に入るのがうまい。 言語を習得して(この時はアラビア語のイラク方言)現地の食事をおいしくいただいていると自然と親しくなれるのだろうな。
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