
Sanae
@sanaemizushima
2026年2月20日

トルコから世界を見る
内藤正典
読み終わった
岩波新書の「トルコ 建国100年の自画像」著者の他の本を探してみると、ティーンから楽しめるこちらの本を見つけて図書館で借りてきて読んだ。
このシリーズは他にも興味深いのがたくさんあって、いろいろ読んでみたい。
まず「トルコから世界を見る」というタイトルがとても魅力的。アジアとヨーロッパの交差点というのはよく言われることだが、そこから世界を見るとはどういうことなのか。
自分のものさしで人を測ってはいけないというのはよくいうことではあるが、それは具体的にどういうことなのか。さまざまな例を紹介して、自分たちに無意識にあったものさしを示してくれる本だった。
ドイツにいるトルコ人の話から、日本に来ている外国人の話など、身近にある問題も提示して、岩波新書よりも近くで話を聞いているような、そんな感じ。
最後の章で、ニューワールドオーダー(世界秩序)という言葉がよく聞かれるが、軍事力や経済力に依存して秩序によって平和を維持することより、文化を異にする社会どうしの間に、なんとか共存を可能にするコモンセンス(共通の理解)を作り出すことのほうが大切だと思っている、と書かれていた。
今のギリギリの世界に訴えたい言葉ではある。お互いを理解するということの真反対に進んでいて、これは取り返しがつくのかどうなのか。実践する人は少なからずいる。諦めずにお互いを理解することのほうに進みたい。






